藤と蜂

我が宿の池の藤波咲きにけり 山時鳥いつか来啼かむ (古今集・夏歌、題知らず・詠み人知らず)
※この歌、ある人の言はく、柿本人麿がなり。

藤 藤

我が家の藤が開花。
実はベランダの鉢植えだが、背景に注意すれば、それなりに見える…かもしれない。

ホトトギスは来ないが、どうやって見つけるのか、蜂が蜜を吸いに来ていた。

藤と蜂

家に居ながらにして、初夏の景物を楽しんでいる。…と言えば聞こえが良いが、いまひとつヒマがないだけ。

(Panasonic LUMIX DMC-LX3)
[ 2011/04/29 15:38 ] 自然・季節 草花 | コメント(2) | TB(0) |  TOP△

似而非DTP講座(その9・PDFにしてみる)

ここまででほぼ版下を作れるレベルに達したので、あとはそれを出力するだけである。
ただし、プリントした原稿を版下にする限り、出来上りはプリンターの性能に大きく左右される。インクジェットでは、どうしても滲みが出るのは避けられないし、レーザーでも、トナー交換直後と暫く使った後とでは大分違う。
太字や小さい字は潰れがちになるし、それを版下にして印刷した時には、版下よりももっと潰れる。
超高性能のプリンターがあれば良いのかもしれないが、そんなものは持っていないのが前提である。

最初に、Word 2007はあまり好きではないと書いたのだが、このバージョンから追加された優れた機能がある。
それは、Word文書をそのままPDFにする機能。PDFで印刷所に入稿すれば、折角作った版下の品質を落とすことなく、そのまま印刷に掛けることができる。

Officeボタンを押し、「名前を付けて保存(A)→PDFまたはXPS(P)」をクリック。

pdf

一応、ここでは「最適化」を「標準(オンライン発行および印刷)」のラジオボタンにチェックを入れた。
デフォルトは「最小(オンライン発行)」だが、これより高品質のものになる。ただし、見た感じ違いの出るようなものではない。が、版下作成目的なら、より品質の高い方を選んだ方が良い。
ただし、印刷所によっては、PDFのサイズ等、細かく指定されて、それ以外の形式では受け付けない場合もあるから、これはあくまでも一般的なやり方というに留まる。入稿の際には、事前に印刷所に確認のこと。

また、「発行後にファイルを開く」にチェックしておくと、PDF化完了時にPDFファイルが開く。
勿論、Adobe Reader等、PDF閲覧用のソフトがインストールされていることが前提だが。

dtp

結果、こんなものが出来上る。(JPEGに変換)
似而非DTP講座

似而非DTP講座(その8・踊り字)

古典の文章を書く際に、「踊り字」と呼ばれるくり返し符号が必要になる。
1字くり返しの踊り字は、「ゝ」とか「ヽ」のような文字がある。前者がひらがな用で、後者がカタカナ用。これらは、「くりかえし」と入力して変換すると出て来るから、苦労はない。
問題は、2字くり返しの踊り字である。そう、あの「く」を倍角にしたような文字である。
と、いうわけで、「く」を拡張書式の「文字の拡大/縮小」で200%に設定してみる。

踊り字

厳密に言えば心持ち形は違うが、まず、こんなものである。以上、終わり…というわけにはいかない。
「ゝ」に対して「ゞ」が、「ヽ」に対して「ヾ」があるように、この2字くり返しの踊り字にも、濁点が付いたものがあるからである。
それなら、「ぐ」を倍角にすればいいじゃないか!

 踊り字

一丁上がり…いや、ちょっと待て。濁点まで長体が掛かってしまっている。これではカッコ悪い。
もっとも、ふつうはこれくらいで我慢をするものである。実際、そういうのも見掛けないわけではない。だが、そこをもうひと押し!

「く」は200%にしたいが、濁点は100%のままにしたいわけである。つまり、踊り字と濁点が別々に編集できれば良いわけだ…が、そんな都合の良いことができるのか?
まず、「く」を200%に拡大してみる。

 踊り字

この、長体を掛けた「く」に、ルビを振るのである。
さて、何のルビを振るか? それは、濁点である。「だくてん」と入力して変換すると、「゛」という字が出る。

踊り字

濁点のサイズを、本文と同じ「9.5pt」に指定。
その結果が、これ。

 踊り字

大して変わらないじゃないか、と憤る勿れ。ここからが、腕の見せ所である。
この、濁点を付けた長体の「く」を右クリックする。

踊り字

「フィールドコードの表示/非表示(T)」をクリック、もしくはキーボードで「T」と入力。
すると、こんな変なものが出て来る。

 踊り字

フィールドコードというのは、大雑把に言うと、ルビの書式を設定しているもの。それを露出した状態にするのが、「フィールドコードの表示」である。
ポイントは、赤丸を付けたところ。

 踊り字

まずは「゛」。長体の文字にルビを付けたので、「゛」も長体が掛かってしまっている。そこで、これだけを選択して、「文字の拡大/縮小」で100%に設定する。

 踊り字

だいぶサマになった。強いて言えば、濁点が、踊り字から少し離れ過ぎている感じもする。ほんの少し、左に寄せたい。
そこで、先ほどもう1個丸を付けていた、「8」である。この数字は、ルビの位置を表わしている。数字が小さければ小さいだけ、左に寄って行き、「0」にすると、本文の文字と同じ位置に来る。
最終的に、フィールドコードをこういうふうにいじってみた。数字を「7」に、「゛」を100%にした状態である。

 踊り字

結果、こう↓なる。

 踊り字

なお、フィールドコードの表示/非表示の切り替えは、該当の文字を選択して「ALT + F9」でも可だが、滅多に使わないコマンドを覚えるのも面倒なので、上記の方法がおススメ。

どうもマニアック過ぎて、あまり役に立ちそうもない。

『HoSoNoVa』

細野晴臣『HoSoNoVa』

HoSoNoVa

久しぶりに買った新譜CD。昨日発売、今日購入。

Van Dyke Parks、鈴木茂、林立夫などなどが参加。それから何故かYoko Onoも(ほんの一瞬だが…)。
ゆったりとした、気怠い時間が流れる。
個人的には、Kimono Girl(カモナ・ガール)と、Hoagy Carmichaelのカバー Lazy Bones がお気に入り。
[ 2011/04/21 21:43 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

似而非DTP講座(その7・ノンブル & 柱)

「ノンブル」とは何か? また、「柱」とは?
あまり聴き慣れないことばだとは思うが、実物を見たことのない人は少ないと思われる。

まず、「ノンブル」だが、フランス語の "nombre" に由来する。英語で言えば "number" で、要するにページ番号のことである。それを、こじゃれた業界用語を使ってみているわけである。

さて、ノンブルの打ち方には、いろいろな形式があるが、ここでは、ページの上部に打つ形で説明する。
「挿入→ヘッダーとフッター」の「ヘッダー」を選択。

ノンブル

ここでいじるのは赤丸を付けた3箇所。

ノンブル

真ん中の、「奇数/偶数ページ別指定」にチェック。
右の、「上からのヘッダー位置」を変更。何mmが正解、というものはないが、本文の文字から5mmくらい上がった状態が見易いと思う。いろいろ試してみて、良さそうな間隔を選ぶ。
左の、「ページ番号」をクリックする。

ノンブル

…と、「ページの上部」だの「ページの下部」だの、いろいろ出て来るが、余計なお世話である。この位置に入れたいから、ここで「ページ番号」をクリックしているのである。が、そんなことを言っても仕方がないので、「現在の位置」にカーソルを合わせる。
すると、どんなページ番号にするかを選ばせられるので、「シンプル―番号のみ」を選んでクリック。これもまた余計なお世話である。どんなお世話かと言えば、「Xページ」というのをクリックしてみれば判る。そんなものは使わない。

ノンブルは、あまり版面ギリギリに位置していない方がカッコ良い。そこで、ページ番号の左側にスペースを入れる(ここでは判りやすいように□で表現した)。そして、サイズを8ptに変更。
ノンブル

先ほど「奇数/偶数ページ別指定」にチェックを入れたわけだが、今編集したのは奇数ページである。
奇数ページというのは、本を見開きにした時、左側に来るページ。だから、ノンブルも左端に打っているのである。
では、偶数ページはどうするか。

「ナビゲーション」の「次のセクション」をクリック。

ノンブル

すると、「偶数ページのヘッダー」に移動する。
ノンブル

ここで、「CTRL + R」で右揃え、ページ番号を挿入して8ptに変更、ページ番号の右側にスペースを挿入する。
ノンブル

ページ番号を「1」から始めたくない場合(ほとんどの場合そうだと思うが)、「ページ番号→ページ番号の書式設定」をクリック。

ノンブル

ノンブル

「連続番号」が、「前のセクションから継続」がデフォルトになっているが、これを「開始番号」を選択して、最初のページにしたい数字を指定すれば、それが最初のページ数になる。

ところで、僕は使わないのだが、「番号形式」の三角をクリックすると、いろいろな形式のページ番号が選択できる。
「-1-,-2-,-3-…」の形式を選んでページ番号を中央揃えにしてみた。なお、ノンブルを中央揃えにする場合は、全ページ共通の位置に入るわけだから、「奇数/偶数ページ別指定」にする必要はない。
ノンブル

ノンブルを下部に入れたい場合は、「ヘッダー」の代わりに「フッター」を使用すること。


次に「柱」である。「柱」とは何か? と説明するより、百聞は一見に如かず、「柱」というのは、こういうものである。

柱

「前のセクション」で奇数ページのヘッダーに戻る。単純に、そこで、文字を打ち込めば良いだけである。
柱

「柱」は書籍にとって必須なものではかならずしもないが、あった方が判りやすいし、カッコ良い。

ここまでできれば、Word で作ったということを、簡単に見破られるようなレベルではないはずである。


【余談】
「柱」で思い出した。
ニコライ・ゴーゴリに、「イワーン・イワーノヰッチとイワーン・ニキーフォロヰッチとが喧嘩をした話」という話があって、これが岩波文庫に入っている。今、手許にその本がなくて、このタイトルの本だったか、違う名前の本に収録されていたのかも定かではないのだが…。
とにかく、柱に作品名が書かれているのだが、あまりにも長すぎて、奇数ページだけでは全部が入り切らず、残りが偶数ページに続けて書かれていた。そんな柱、後にも先にも見たことがない。

"I'm a Bluesman" / "Hey Where's Your Brother"

最近のBGM。

Johnny Winter "I'm a Bluesman"
  ~ジョニー・ウィンター『永遠のブルーズマン』~

永遠のブルースマン

Johnny Winter "Hey Where's Your Brother"
  ~ジョニー・ウィンター『ブルーズは絆』~

ブルースは絆

『100万ドルのブルーズ・ギタリスト』の異名を持つジョニー・ウィンターの最新アルバム(2004年)と、その前に発表したアルバム(1992年)。ここ最近、何となく聞きたくなって、この2枚ばかりくり返し聴いている。
若い頃のような力強くがなるようなヴォーカルにはほど遠いけれど、それだけに、味がある。

自立歩行でステージに出ることも難しいような状態になって久しいし、"I'm a Bluesman" で感じられる衰え具合もかなりのものなので、さらにその7年後の現在、「まだ生きてるんだろうか?」と思って(失礼)ネットで検索してみたら、何と、初来日を果たし、公演を行なっていた。しかも、つい先週。いやぁ、これは見たかった。

「鰍沢」

録画しておいた、NHK『日本の話芸』を見た。演目は、桂歌丸の落語「鰍沢」。

江戸の商人が身延参りの帰りの山中で、大雪で道に迷い、灯りの点る荒ら家に助けを求める。
その家に住んでいたのは吉原の元花魁でお熊。お熊は、商人に卵酒を飲ませ、休ませる。
お熊の亭主は熊の膏薬を作って生計を営む猟師。お熊が酒を買いに家を空けた留守に亭主が戻り、飲み残しの卵酒を飲み、苦しみ出す。戻ったお熊が、商人に毒入りの卵酒を飲ませて持ち金を盗もうとしたことを語る。
それを寝床で耳にした商人が、動かない身体で家から這い出て、毒消しの護符を雪と一緒に飲み込み、何とか逃げ出す。鰍沢に繋いであった筏に乗り、川を下るが、そこに鉄砲玉が…。玉が逸れ、命拾いした商人が、「お材木(お題目)のお蔭」というのがサゲ…なのだが、これでは何で鉄砲玉が飛んで来たのか、さっぱり判らない。

実は、商人が逃げ出した後で、お熊が亭主の鉄砲を持って追い掛けて来る場面が、編集でカットされているのである。
テレビの落語中継では、放送時間の制約があるわけだから、カットすること自体は致し方ない。だが、どこをどうカットするのかは、かなり重要である。今回のカットでは、商人が逃げ出したら、何故だか判らないがどこからともなく鉄砲玉が飛んで来て、結局助かる、というわけの判らないことになってしまっている。
お熊が何としてでも商人を殺そうという執念で、鉄砲を手に追い掛けて来る緊迫感があってこそのサゲである。その重要な部分をゴソっと切り落として最後だけ残したところで、まるでサガらない。噺の中身を理解して編集したとは到底思えない。
至極残念。
[ 2011/04/18 17:45 ] 古典芸能 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

似而非DTP講座(その6・注記)

ひと口に「注記」と言っても、いろいろあるわけだが…。

1) 本文の脇に、注(注番号)を付ける。
「版下」ということばが判らない人のために、注を付けてみる。

 注記

「ルビ」で「版下」の文字に、「(注)」という字を振ってみる。

 注記

一応、できた。が、ちょっと小さい気がする & もう少し「版下」という文字にフィットした感じにしたい。
そこで、再び「ルビ」。ここをちょっといじる。

注記

配置を「右揃え」に、フォントを「MS P明朝」に、サイズを「6pt」にしてみる。
「右揃え」と言っても、縦書きの場合は実際には下揃えになる。また、「P 明朝」にすることで、「下」の字の下端にぴったり付くようになる。

 注記 

ルビのサイズを通常より大きくしているので、右側が若干欠けて見えるが、実際に出力すればきちんと出るので心配はない。

なお、「注番号」と書いたのは、注が複数ある場合に、「注」という文字ではなく、数字を入れる場合のことである。その場合も、理屈は同じ。

 注記


2) 注の文章。
「注」を付けたら、文章(章・節)の末尾に、それに対応する注の文章を入れる。

 注記

これでは、どこまでが本文で、どこからが注記なのかが判りにくい。
そこで、本文との区別を明確にするために、注記のポイントを下げてみる。本文と1ptくらいの差があると良いので、本文9.5ptに対して8.5ptにしてみた。むろんこれも、好みの問題であるが。

 注記

さっきよりはましだが、まだ見づらい & 「注」という字と「『」の間が空き過ぎている。

注記

ここを2回クリック & 「『」を「P 明朝」にする。さらに、「段落」で、「ぶら下げ」1字、行間を「固定値」15.1ptにする。

注記

それぞれ個別に説明するのが段々億劫になって来たので、ともあれ結果をご覧あれ。

注記

なお、15.1ptというのは、ここで用いている書式設定で、21行入る行間隔である。

3) 本文中に入れる注記。
わざわざ本文の後ろに回すまでもなく、本文の中にちょっと入れる程度の注記がある。

注記

これで別に何の問題もないのだが、もう少しアクセントを付けた方が読みやすくなる。
カッコの中を、本文より1pt小さい8.5ptにしてみる。

注記

ここまでできるようになれば、版下完成まで、あとひと息である。

似而非DTP講座(その5・行頭の記号)

行間を揃え、タイトルのレイアウトを決めて、だいぶカッコ良くなったとは思うのだが、まだ気になるところはある。
行頭の記号

1行目の行頭がカギカッコで始まっているために、他の行と比較して低くなってしまっている。気にしなければ別に気にならないのだが、気にし始めるとどうにも我慢ができない。これを何とかしたい。

そこで、再度「CTRL + A」で全文を選択。「ホーム → 段落 → 体裁」で、「文字幅と間隔」の「行頭の記号を 1/2 の幅にする(C)」をチェックする。

行頭の記号

すると、…。
行頭の記号

この技は、段落の頭だけに限ったことではなく、段落の途中で、たまたま記号が行頭に来た場合でも有効である。

ただし、行頭の記号が1字分あってはいけないというわけではなく、あくまでも好みの問題である。実際、行頭の記号が1字分ある本だって、少ないわけではない。
要は、どっちが好きですか? ということである。
行頭の記号     行頭の記号

横十間川・その他

サクラサク real(その3)」の時に撮った、桜以外の諸々。

横十間川沿いを歩いていて見つけたゴリラ。木が茂っているところを過ぎて、視界が開けたらいきなり目に飛び込んできて、けっこうびっくりした。

ゴリラ

このほかに、ラッコとかパンダもいたのだが、これが一番リアルだった。

椿の花とか、木の虚とか。

椿 木の虚

歩いているうち、何時の間にか木場公園に。
ステゴザウルスの遊具と木場公園大橋。

ステゴサウルス

(Canon EOS20D + EF-S17-85mm F4-5.6IS USM/Panasonic LUMIX DMC-LX3)
[ 2011/04/14 21:16 ] 旅・散策 散策 | コメント(2) | TB(0) |  TOP△