「全然」(その21)

池田香代子訳・エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』(岩波少年文庫)より。

駄馬で引っぱるなんて、エーミールも友だちも、ぜんぜんかっこ悪いと思っていた。エーミールたちが想像していたのは、電気で走る路面電車だ。(P56L9)


否定と呼応しない「全然」の一例だが、「完全に」の意味に用いる用法とは違うように感じる。完全に、まったくもってかっこ悪いと解釈できないわけではないけれども、とってもかっこ悪い謂で用いられているように見える。

この訳、最近のものにはあまり見られない、テンポのあるなかなか良い文章だったので、古いものだと思い込んでいたのだが、奥付を見てみたら、初版が2000年だった。
とすればこれは、今ふうの程度強調の「全然」だということだろう。
日常会話ではまったく珍しくない用法だけれども、こうして文章化されているものを目にするのは、しかもそれが子供向けの翻訳小説では、それほどあることではないのではないかと思う。
それで、メモしておく次第である。

蕎麦殻の効果

白河の深川資料館通りにある蕎麦屋で蕎麦殻を貰って来た。鉢やプランターに入れておくと保湿効果があって良いのだという。
それで、教わった通りにしてみたところ、しばらくの後、鉢やプランターに、一斉に花が咲いた。

蕎麦

(SONY NEX-6 + YASHICA ML MACRO100mm F3.5)
[ 2014/10/19 16:05 ] 自然・季節 草花 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

錯覚美術館

神田は小川町の駅からすぐのところに、錯覚美術館がある。
美術館と言っても、ふつうの美術館とはいっぷう変わっている。
難しく言うと「明治大学先端数理科学インスティテュート錯覚と数理の融合研究拠点」。

たとえば、上り坂をボールが転がり登って行く光景。
目の錯覚で上り坂に見えるけれども実は下り坂だ、というような場所が話題になったりするけれども、そういう錯覚を研究した、その成果を発表する場なのだそうだ。
こんなものが、展示されている。



もっともこういうものには、錯覚を起こす角度があって、あらゆる角度から自由に見られる実物を見るより、動画の方がかえって面白いような気もする。

同じ大きさのボールが、目の錯覚で違う大きさで見える、という展示。
タイトルと作者名は記録し忘れた。

錯覚美術館

説明員のお兄さん(明大の院生さんなんだろう)が、デジカメで見るともっと良く判る、と言ってiphoneで見せてくれたのだが、デジカメの場合はパースが付いて実際に遠くのものが小さく結像しているわけだから、ちょっと違うように思う。もしかしたら、目の錯覚もデジカメでの写りも仕組みは同じだ、ということなのかもしれないが、だとしたら説明を端折り過ぎである。
とはいえ、気さくな感じに免じて、自前のデジカメを取り出して撮影しておくことにした。

錯覚美術館

なかなかサービス精神旺盛。

こんなのが、判りやすくて良い。
「ホロウマスク錯視を利用した新しい看板表現『矢印の幻覚』」(友枝明保・杉原厚吉)

錯覚美術館

僕が一番面白いと思ったのは、これ。

「文字列傾斜錯視」(新井仁之・新井しのぶ)

錯覚美術館 
錯覚美術館

どんなに冷静になって見つめ直してみても、傾いているように見える。
本当は傾いているのに、傾いていないと言い張っているんじゃないか、と思う方は下のものを見て欲しい。


十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会
十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会

会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十
会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十

十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会
十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会 十一月同窓会

会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十
会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十 会窓同月一十



この美術館のマスコットらしい。隣に置いてあるのも、何かの錯覚。

錯覚美術館

お土産に、「なんでも吸引4方向すべり台」の型紙を貰って来た。別の時に行けば、別の型紙が貰えるかもしれない。

錯覚美術館
[ 2014/10/11 22:57 ] | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

皆既月食2014

2011年12月以来の皆既月食。

この時は夜の11時過ぎに皆既月食になったのだが、今日は7時25分からだから、無理なく観察することができる状況である。
もっとも、早ければ早いで、帰宅できない可能性があり、天気予報も夜は曇りとなっていたから、観測できるかどうか、微妙なところではあった。
が、天気は何とかもち、運良く7時前に帰宅できたので、途中からだが、久しぶりの天体ショーを見ることができた。

皆既月食

既に半分くらい欠けている。

皆既月食

撮影のためと思われるヘリコプターが飛んでいた。いっしょに収めてみたけれども、判りづらいことは否めない。

皆既月食

欠けは段々大きくなって行き…

皆既月食

いよいよ。

皆既月食

皆既月食の際に現われる、赤っぽい月。ブラッドムーンと称される。

この直後、月の軌道を雲が覆い、今回の月食はthe end。

(SONY NEX-6 + MC3M-5CA500mm F8)
[ 2014/10/08 23:18 ] 自然・季節 自然 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

おとどけいきゅう鮫洲店

先日息子と鮫洲に行った理由を中川@やたナビさんが探り当てたので、このエントリを書くことにした。

鮫洲にしかないある施設というのは、「おとどけいきゅう鮫洲店」、京急グループが運営する、京急グッズを販売する店である。
他に何店があるのかと思いきや、鮫洲店しかない。「おとどけいきゅう」という店名から想像が付くように、もともとインターネット通販専門だったのだが、実店舗も出した、ということのようである。何故鮫洲なのかは知らないが…。

それで、買ったのはこれ。

京急2000形旧塗装

Bトレインショーティ・京急線2000形旧塗装2扉モデル。京急オリジナルで、ふつうの玩具店や模型店では買うことができない。
以前僕の実家に行った時に、金沢文庫駅のセブンイレブンの京急グッズ・コーナーで見つけたのだが、息子もそう易々と買ってもらえるものではないことが判っているのでその時は我慢して、その後お小遣いを少しずつ貯めてようやく買いに行ったのである。
お小遣いといっても、我が家では定期的に定額で渡しているのではなく、役に立つお手伝いをした時に、少しだけ上げているだけなのを、一生懸命貯めたので、それに免じて少しおまけはしたが、かなり努力をしたのには違いない。

で、このBトレ2000形、なかなか良くできていると思う。小さいながら、アンチクライマーもきちんと再現されている。
2000形は今は京急伝統の白いラインに変更になっているけれども、登場時は窓の周りまで幅広く白で塗装されていた。その当時の塗装が施されているモデルである。
強いて言えば、京急の赤はもっと明るい色ではあるけれども、これ以上実際の色に近付けると、小さいだけに逆に安っぽい感じが出てしまうかもしれない。プラスチックに色を混ぜてあるのではなく、きちんと塗装してあるようなのが良い。

実車は今ではエアポート急行に使われることが多いようだし、地下鉄への乗り入れができない車両だから、息子はあまり乗ったことがないのだけれども、フォルムが気に入ったようである。
[ 2014/10/04 01:18 ] 旅・散策 京浜急行 | コメント(4) | TB(0) |  TOP△