歳末雑感

今年の後半は、殊に余裕がなくて、ブログの更新がかなり滞っていた。
反省…するようなことでもないが、少々残念な感はある。
忙しくても、書けないことはないのだけれども、頭の使い方が、何かを調べたり物を書いたりする方向に向かっていると、こんな駄文でも、なかなか書く気が起こらないのである。

漸く何か書こうと思った矢先、12月の後半になってインターネットに繋がらなくなった。
モデムからハブを経由してパソコンと無線LANのルーターに繋いでいるのだが、どちらも繋がらない。
いろいろ繋ぎ替えてみた結果、さてはモデムの故障かと思ったのだが、となるとプロバイダに連絡して修理なり交換なりしなければならず、それはかなり億劫なので、ぐずぐずしていて時間を空費してしまった。が、少し放置していた後にモデムから直接パソコンに繋いでみたところ、問題なく接続できた。
モデムからルーターに繋ぐと繋がらないし、モデムーハブーパソコンでも繋がらない。どうやらルーターとハブがほぼ同時にイカれてしまっていたらしい。まさか両方だったとは。
そんなこんなで解決まで時間を要してしまったものの、ルーターを交換するだけなら簡単な話なので、早速買って来た。
折角だから前のものより若干強力なタイプにしたのだが、鉄筋住宅では限界があるのと、ACアダプターが少し大き目で、前に設置していた効率の良い位置にそのままでは置けずにいるので、まだ効果を実感するには至っていない。しかも冬は戸を締め切りがちだからなおさらで、これから調整が必要である。

環境が一応復旧したこともあり、ブログの方は最後に少々追い込むことができた。とはいえこれも、別段誇るほどのことでもない。
来年はもう少しマメに書こう、という気も毛頭ない。書かないと決めたわけではないけれども、どうなるかはその時になってみなければ判らない。要するに、今まで通りということである。

そんなこんなで、今年も終わりである。良いお年を…という頃には、既に新年を迎えているはずなので、ここに併せて、謹んで新年のご挨拶を申し上げる次第である。
[ 2014/12/31 23:59 ] | コメント(2) | TB(0) |  TOP△

師走と言えば…再び。

ちょうど1年前のこと、無理矢理歳末感を出すために、1年の間にそこそこアクセスのあった当ブログの記事を列挙した。
それで、今年も同じことをやってみようと思う。ただし、去年は当年中に書いたものに絞ったのだが、今年は少し趣向を変えて、過去記事すべてを対象にする。
趣向を変える理由は、以下の記述から自ずから明らかになるだろう。

単純に、アクセスの多かった順に。

箱根フリーパスはかなりお得である(2013/04/13)〔旅・散策―旅〕
Excelの小技(7)バーコードを出力する(その3)(2013/06/24)〔パソコン関連―Excelの小技〕
magrex MK5000-BK(2012/12/31)〔パソコン関連―端末その他〕
『ダイヤルYを廻せ』(2013/06/01)〔音楽・映像―必聴! 日本の名盤10選〕
読書感想文の書き方(5)(2010/08/21)〔本と言葉―読書感想文の書き方〕
恐竜博2011・その2(2011/10/05)〔自然・季節―生き物〕
『いちご姫・胡蝶』(2011/11/27)〔本と言葉―日本の文学〕
「月々に月見る月は…」( 2011/09/13)〔本と言葉―文学の言葉〕
audio-technica AT-SPP30(2013/06/14)〔雑〕
狸穴稲荷大明神(狸穴公園)(2012/12/20)〔狛犬―東京/港〕

箱根フリーパスや読書感想文に興味を持つ人がいる(ただし後者は季節限定だが)のは判らないでもないのだが、バーコードを出力したい人がそんなにたくさんいるのには少々驚いた。もっとも、「そんなに」といったところでもとよりさしたる数ではないのだが。
magrex MK-5000は旧型のNEXUS7用だから、そんなに需要があるとは思われない。
Yapoosと山田美妙に何でそんなにアクセスがあったのかも、良く判らない。ググってみると当ブログが割に上の方に来るようだから、ググりさえすれば行き当たるのかもしれない。ただし美妙の方はきちんと書名で検索を掛けなければならない。「いちご姫」だけで検索すること勿れ。
さして有名でもないところにいる狛犬にアクセスがあったのも、不思議なところではある。

それにしても、何だか、去年も見たようなものばかりである。今年書いたものが、見るべきもののないものばかりだったということだが、さりとて自ら反省するほどのことではないし、誰かにお詫びする筋合いのものでもない。
実にとりとめのない記事の集合(集成にあらず)であることを、改めて自覚させられた次第。

ついでに、今年書いたものの中で、そこそこアクセスのあったものも挙げておこう。

"COMPLETE THE BASEMENT TAPES"(2014/08/27)〔音楽・映像―洋楽〕
大瀧詠一視聴週間 mini(下)(2014/01/13)〔音楽・映像―邦楽〕
おとどけいきゅう鮫洲店(2014/10/04)〔旅・散策―乗り物〕
久しぶりの品川神社(その4)(2014/02/20)〔狛犬―東京/品川〕
訃報・山中裕博士(2014/06/18)〔本と言葉―日本の文学〕

やはり、大したことのないものばかりなのには違いないのだが、山中先生が偉大だったということだけは、改めて判った。
[ 2014/12/29 23:45 ] 自然・季節 風物詩 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

「指鹿為馬」

韓国教授が選ぶ今年の四字熟語」というのがあるそうで、今年選ばれたのが「指鹿為馬」だったんだとか。
それが選ばれた事情は正直どうでも良いのだが、「指鹿為馬」に纏わるおもしろい(と思うかどうかは個人差があるだろうが)歌があるので書いておく。

こんなものである。

  能宣に車のかもを乞ひに遣はして侍りけるに、「侍らず」と言ひて侍りければ 藤原仲文
鹿(か)を指して馬といふ人ありければかもをもをしと思ふなるべし(拾遺和歌集、巻第9雑下)


「かも」は「釭」(かりも)という金具だとする説もあるらしいけれども、「氈(かも)」すなわち毛織の敷物と理解しておく。
藤原仲文が大中臣能宣に氈を借りようとしたところ、ないと断られた。そこで仲文が「指鹿為馬」を踏まえて、「あなたは鴨をも鴛鴦と思うんでしょう」と詠んで贈ったのである。裏には当然、「氈をも惜し」が掛けられている。「持ってるクセに、ケチンボ!」てなわけである。

個人的にはもっとおもしろいと感じることがあるのだけれども、ほとんどの人の興味を惹かないのに違いないから、書かずにおく。

小岩神社(その3)

小岩神社(その2)」の続き。

裏手にいる昭和27年(1952)の狛犬。

小岩神社 小岩神社
小岩神社 小岩神社

以上。

(SONY NEX-6 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS & Carl Zeiss Planar T*50mm F1.4)
[ 2014/12/27 00:00 ] 狛犬 東京/江戸川 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

「失笑」

「失笑」ということばを、「こらえ切れず吹き出して笑う」意ではなく、「笑いも出ないくらいあきれる」意味で使っている人が過半を占めるということが、ずいぶん前に報道されていた。

「改名主などと云ふものは、咎めだてをすればする程、尻尾の出るのが面白いぢやありませんか。自分たちが賄賂をとるものだから、賄賂の事を書かれると、嫌がって改作させる。又自分たちが猥雑な心もちに囚はれ易いものだから、男女の情さへ書いてあれば、どんな書物でも、すぐ誨淫の書にしてしまふ。それで自分たちの道徳心が、作者よりも高い気でゐるから、傍痛い次第です。云はばあれは、猿が鏡を見て、歯をむき出してゐるやうなものでせう。自分で自分の下等なのに腹を立ててゐるのですからな。」
崋山は馬琴の比喩が余り熱心なので、思はず失笑しながら、
「それは大きにさう云ふ所もありませう。しかし改作させられても、それは御老人の恥辱になる訳ではありますまい。改名主などが何と云はうとも、立派な著述なら、必ずそれだけの事はある筈です。」
「それにしても、ちと横暴すぎる事が多いのでね。さうさう一度などは獄屋へ衣食を送る件を書いたので、やはり五六行削られた事がありました。」
馬琴自身もかう云ひながら、崋山と一しよに、くすくす笑ひ出した。(戯作三昧、12)


前後を良く読んでみれば、「馬琴自身もかう云ひながら、崋山と一しよに、くすくす笑ひ出した」くらいだから、そんな「あきれる」ような気持あったのではないことが判るけれども、このような使われ方なら、さらっと読み流してしまえば、「笑いも出ないくらいあきれる」意に取られてしまいかねない気もする。
けれども、

どこまでもちゃくいで持ちきるばかりで一つも、ろくな噂は出ない。すると、その中に能勢が、自分の隣のベンチに腰をかけて、新聞を読んでゐた、職人らしい男の靴を、パツキンレイだと批評した。これは当時、マツキンレイといふ新形の靴が流行つたのに、この男の靴は、一体に光沢を失つて、その上先の方がぱつくり口を開いてゐたからである。
「パツキンレイはよかつた。」かう云つて、皆一時に、失笑した。(父)


のような例になれば、「失笑」が、「こらえ切れず吹き出して笑う」意味であることが明らかだろう。

殊更にそんなことを書くことにあまり意味はないのだけれども、そこを敢えて書いているのは、次の用例を見つけたからである。

日頃から老実な彼が、つゝましく伏目になつて、何やらかすかに口の中で誦しながら、静に師匠の脣を沾してゐる姿は、恐らく誰の見た眼にも厳だつたのに相違ない。が、この厳な瞬間に突然座敷の片すみからは、不気味な笑ひ声が聞え出した。いや、少くともその時は、聞え出したと思はれたのである。それはまるで腹の底からこみ上げて来る哄笑が、喉と脣とに堰かれながら、しかも猶可笑しさに堪へ兼ねて、ちぎれちぎれに鼻の孔から、迸つて来るやうな声であつた。が、云ふまでもなく、誰もこの場合、笑を失したものがあつた訳ではない。(枯野抄)


引例がいずれも芥川龍之介なのは、最近久しぶりに『芥川龍之介全集』を端から読み返しているからである。間に挟まっていた珈琲店のレシートによれば、この前に読んだのは2011年の2月のことだったらしい。

「第三者機関」

今年の流行語大賞が何だったのか、少し前に発表されたばかりなのにすっかり忘れ去ってしまったが、そもそも何時どこで流行ったのかも判らないようなものが多かった(その原因の大半は僕があまりテレビを見ないことに帰せられるかもしれないが)から、それも致し方ないところではある。
流行語というには当らないかもしれないけれども、個人的には「第三者機関(あるいは第三者委員会)」というのを推したい。
今年、何かの疑惑や不祥事があると、やたらにこの「第三者」が登場しては活躍していた印象がある。
第三者機関が調査したところで、法的な捜査権限があるわけでもないから、客観的な事実が明らかになる保証はどこにもない。調査される側の問題意識に懸かっているのだから、自分で調査したところで同じことで、自分には公正な調査をする力はないと、告白しているようなものである。
研究機関にせよ新聞社にせよ政治家にせよ、本来は自分で調査すれば良いことを、お手盛り調査と思われたくないから、何でもかんでも第三者に放り投げて、問題を真摯に受け止めているイメージ作りをしていただけに思われてならない。

もう一つ、「記者会見」なんていうのもどうだろうか。今年に限ったことではないだろうけれども、中身のない大きな記者会見が多かった気がする。
専門的な知識が必要なはずの記者会見で、専門的なことはほとんど語られず(報道されなかっただけかもしれないけれども)、取材側にも専門知識のある人はほとんどいず、とか、ロクな説明もせずに泣き出したり、とかいうような…。
これも見ていないので本当は何とも言えないのではあるのだが。
[ 2014/12/25 22:38 ] 理屈・屁理屈 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

「朔旦冬至」

新月重なり「朔旦冬至」

太陽が昇っている時間が1年で最も短い冬至の22日は、旧暦の11月1日で月の満ち欠けが見えなくなる新月と重なり、19年に1度巡ってくる「朔旦冬至」となった。

冬至は二十四節気の一つで太陽の高さが1年で最も低く、この日を境に昼が長くなっていく。国立天文台によると、東京では22日の日の出から日の入りまでの時間が9時間45分。

一方、地球から見て月が太陽と同じ方向にある新月は「朔」と呼ばれ、新たな満ち欠けが始まるものとして、古くから喜ばれてきた。中でも、冬至と重なる朔旦冬至は特にめでたい日とされ、祝いの対象になってきた。【神奈川新聞】


今年の冬至は、珍しい「朔旦冬至」なんだとか。
19年に1度起こる現象なんだそうだが、にもかかわらず次に起こるのは何故か38年後。旧暦2033年問題の影響だという。
そんなわけで、次の朔旦冬至を経験できるかは甚だ心許ないが、旧暦問題になら、直面することができないでもなさそうである。
もっとも、19年もあれば、何らかの解決法が編み出されているに相違ないが。
[ 2014/12/22 22:36 ] 自然・季節 風物詩 | コメント(2) | TB(0) |  TOP△

小岩神社(その2)

小岩神社(その1)」の続き。

末社の上社 浅間神社・中社 日枝神社・下社 道祖神社。

小岩神社

明治33年(1900)の狛犬。

小岩神社 小岩神社
小岩神社 小岩神社
小岩神社 小岩神社

阿行の顔がだいぶ剥落しているが、かなりの出来であることは間違いない。

日枝神社だけに、猿がいる。

小岩神社 小岩神社

まだ続く。

(SONY NEX-6 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS & Carl Zeiss Planar T*50mm F1.4)
[ 2014/12/19 22:39 ] 狛犬 東京/江戸川 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

小岩神社(その1)

小岩神社(江戸川区東小岩)。

小岩神社

昭和の狛犬と、

小岩神社 小岩神社

末社の稲荷神社。

小岩神社

ブロンズ製の狐。

小岩神社 小岩神社

ずいぶん撫でられている感がある。たしかに、撫でたくなる気もする。

小岩神社 小岩神社

今日のところはこれまで。

(SONY NEX-6 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS & Carl Zeiss Planar T*50mm F1.4)
[ 2014/12/16 23:49 ] 狛犬 東京/江戸川 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

訃報2件

翻訳家・小笠原豊樹さん死去…岩田宏の名で詩も

英語、仏語、ロシア語などに堪能な翻訳家で、「岩田宏」の名で詩人としても活躍した小笠原豊樹(おがさわら・とよき)さんが2日、死去した。82歳。
告別式は近親者で済ませた。喪主は妻、幸子(さちこ)さん。

北海道生まれ。東京外国語大在学中にロシアの革命詩人、マヤコフスキーの詩に感銘を受けた。大学中退後は翻訳家となり、ソ連の硬直した社会体制を告発したソルジェニーツィンの作品やレイ・ブラッドベリのSF小説などを手がけ、訳書は80冊を超えた。

一方、詩人としては、飯島耕一、大岡信さんらと詩誌「鰐わに」を創刊。「独裁」「いやな唄」などの詩集を刊行した。

評論「マヤコフスキー事件」で、2014年2月に読売文学賞を受賞。「岩田宏詩集成」を11月に出版したばかりだった。(YOMIURI ONLINE)


学生時代にだいぶ夢中になって読んだ、レイ・ブラッドベリの小説を多く翻訳していた。代表作『火星年代記』も、この人の訳になるものだった。

イアン・マクレガンさん死去 フェイセズのキーボード

イアン・マクレガンさん(英国出身のロックミュージシャン)は公式ホームページによると3日、米テキサス州オースティンで死去、69歳。

1960年代から70年代にかけて「スモール・フェイセズ」「フェイセズ」のキーボードとして活躍。グループ解散後はローリング・ストーンズやボブ・ディランらと共演もした。(朝日新聞DIGITAL)


ディランとも共演したというのだから、きっと聴いたことがあるのだろうけれども、どれなのかは判らない。僕が自覚的に聴いたことがあるのは、フェイセズ(スモール・フェイセズにロッド・スチュワートとロニー・ウッドが加入して、「オレたちゃスモールじゃないぜ!」ってなことで改名した)である。
[ 2014/12/06 01:04 ] | コメント(0) | TB(0) |  TOP△