『まぼろしの世界』

新宿武蔵野館で上映している、トム・ディチロ監督のドキュメンタリー映画 "WHEN YOU'RE STRANGE"(『ドアーズ/まぼろしの世界』)を見た。

ドアーズが特別に好きだというわけでもなく、まったく詳しくもない。だいたい、ジム・モリソンがジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンと同じ27歳で死んだことさえ、この映画で知ったくらいである。
では、かなりの映画好きなのかと言うと、まるでそんなことはない。学生時代にはそこそこ見たが、最近はとんとご無沙汰である。一番最近映画館で見た映画は、数年前に子供を連れて見に行った『ドラえもん』で、その前は何かということになると、もうまったく記憶にないくらいである。
それでも見に行く気になったのは、特に深い理由があるわけではない。新聞の映画館情報に、小さな字で「まぼろしの世界」と書いてあるのがふと目に入って、何故だか無性に行きたくなったのである。

ジムがドラッグ漬け、酒浸りで奇行を繰り返すのは、60年代後半から70年代前半に掛けてのロック・バンドにありがちなパターンだが、そういうドアーズの軌跡が、当時の音・映像にジョニー・デップの語りを絡めて淡々と進行する。淡々とは進行するが、むろん音は激しい。ドアーズが、これほどまでに人気・実力を兼ね揃えたバンドだったとは、実は知らなかった。

英語がからきしダメな僕には、語りを軸に進行されるのは少々つらいところもある。もちろん字幕は出るが、字幕を追っていると映像がおろそかになるし、映像に見入っていると字幕を見落としてしまう。が、それはあくまで僕の英語力に起因するところで、映画には罪はない。
気力と時間のある人は、最初に字幕を見て中身を頭に入れておいて、二度目に映像に集中されたらいかがか。もっともこの映画館は総入れ替え制なので、二度見るには料金も二度掛かるが。

予想していたよりは客層は若かったが(と言っても、リアルタイムで聴いていたような世代の人がいなかった、という程度のこと)、80余席の会場に、観客は10人ばかり。よもや今時ドアーズで満員になるとは思わないが、よくぞこれでこのかなりマニアックな映画を上映してくれているものである。

と、いうわけで、今日のBGM。

THE DOORS "STRANGE DAYS"
  ~ドアーズ『まぼろしの世界』~


まぼろしの世界
[ 2010/11/16 22:22 ] 音楽・映像 洋楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

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