「ぼくたちのいるところ。」

ここ暫くの間かなり集中的に聴いている音楽。

 『人生ダメ子と申します』
 人生ダメ子のテーマ
 阿保かいな
 あいのあな
 DEATHトロイ、おしり
 あなたは死にません
 人骨フィーバー
 だいぶ!!
 僕の頭にツノ生えた
 猫になりたいにゃ
 神様が見える僕の話
 生きぞこないのうた
 ボーナス・トラック あなたが死んだら(あなたは死にません~長生き。ばーじょん)


 『クソみたいな世界で生きてる皆様へ』
 僕だけが人間
 拝啓、電波でつながる皆様へ
 リアル
 絶望ファンタジー
 くそみたいな世界


 『今日も死にたがる』
 ニートは今日も死にたがる
 ヨユウシャクシャク
 死んだあなたと生きている僕
 僕は狂ってない
 さよならバイバイ


「ぼくたちのいるところ。」略して「ぼくいる」。
僕の音楽趣味はかなり偏っているので、これまでも取り上げた音楽があまり知られていないようなものであることが少なくなかったろうけれども、今回のものはこれまでにも増してほとんどの方にとって初耳だろうことは想像に難くない。
それもそのはず、大阪を中心に活動しているインディーズのバンドで、上記のものはその1st〜3rd。販売用のものとしては、たぶん「ぼくいる」名義のものは現在のところこれがすべてと思われる。

「サイケデリック精神病み闇ヤミーズ炸裂!」というのが1stのキャッチ・コピーなだけなことはあって、自殺とかイジメとかニートとか、かなり後ろ向きに感じられるようなテーマの曲が多いし、猟奇趣味溢れるものもある。
そのうえ、特に1stには僕の若干苦手な関西系のノリの曲も少なくない(そもそも、人生ダメ子などという名前自体、ベタな大阪の香りである)から、必ずしもその世界に全面的に共感できるわけではないのだけれども、聴き込んでみると、存外人生を肯定的に捉えているのではないかとも感じる。自虐や諦観に終わるわけではなく、かといって弱者を応援するような高い位置に構えているわけでもないところが心地良い。
まぁ、そんな小理屈はともかくとして、痛快な爆音ロックであることに間違いはなく、ヴォーカルの力強さは言うまでもなく、バックの演奏も確かである。
ごく大雑把に括るとパンクなのだろうけれども、それだけに留まらない意外に多彩な世界を持っている。

軽く中身のごく一部を紹介しておくと…、
1stの「猫になりたいにゃ」は、そのユーモラスなタイトルとは裏腹な、イジメを扱った絶叫系のハードなロック。
2ndの「拝啓、電波でつながる皆様へ」は、情報化社会の稀薄な人間関係をアイロニカルに歌った佳曲。
3rdの「死んだあなたと生きている僕」は、ネガティブにも思えるタイトルのポジティブな人生讃歌。恐らく2回り以上も違うだろう女の子が書いた詩に涙ぐむのも馬鹿みたようだけれども、これは良い。

ことばでは到底伝わるものではなく、聴いてみるに如くはない…のだが、入手する方法も限られているし、万人にオススメできるようなものでもない。

いつか彼女たちがメジャーになることがあった時に、したり顔で昔のことを語るオヤジになろうと思って書いた。

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