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「ゆう活」

とにかく、忙しい。
何かができずにいる時に忙しさを理由にするのは便利だけれども、それは多くの場合ただの言い訳で、忙しくなかったところで何もしないのが常である。それに、世の中にはぼくより何層倍も忙しい人が、山ほどいる。
当ブログの更新が久しく滞っているのも、かならずしも忙しさだけが原因ではなく、ほかにも要因がある。
だから何事につけ、極力、忙しいから、という言い訳は、避けるように努力している(あくまでも「努力」である。実際には、しばしば使ってしまうのだが…)。
が、忙しいことは忙しい。

そんな昨今、こんなニュースがあった。

早出・早帰り「ゆう活」開始 首相お手本「人生豊かに」

政府は1日、全府省庁を対象にした夏の朝型勤務と定時退庁を奨励する「ゆう活(ゆうやけ時間活動推進)」を始めた。8月末までの2カ月間、出勤時間を早める代わりに定時退庁する働き方を促し、長時間労働を抑制する狙いだ。ただ、国会の会期延長で残業は増える見込みで、現場からは「さらに長時間勤務になるのでは」と懸念の声も上がっている。

安倍晋三首相は1日夕、公務を早めに切り上げ、東京都内の国立西洋美術館で約30分間美術鑑賞。記者団に「人生が豊かになった気がする。皆さんもゆう活を生かして人生を楽しんでもらいたい」と語った。(産経新聞)


「さらに長時間勤務になる」かどうかは、官公庁や企業の取り組み次第だろうから措くとしても、何だか呑気な考えである。
これまで17時に帰宅していた人が16時に帰れるようになれば、確かに豊かな人生が送れるかもしれない。
が、23時が22時になったところで、大した違いはない。「定時退庁を奨励する」といったところで、仕事が終わらなければ帰るわけには行かない。ヘトヘトになって家に帰り着いて就寝する時間が1時間早まるだけのことである。次の日はまた、1時間早く起きなければならないのだから…。
要は、仕事を早く始めれば解決するという問題ではないのである。そんなことは、企業単位とか個人単位とかで、既にやっているのである。

ぼくは別段首相や政府を批判するつもりはないのだけれども、首相が「公務を早めに切り上げ」て美術鑑賞をしたところで、一般市民の「お手本」になるとは思わない。そもそも首相とサラリーマンとでは時間の持ち方が違うわけだし、「ゆう活」でできることは、仕事を「早めに切り上げ」ることではないだろう。
仕事を「早めに切り上げ」られるのであれば、たしかに「人生が豊かになった気がする」だろうけれども、早く出勤したからといって仕事が減るわけではなく、残業を抑制できるわけでもない。同じだけ残業をしてもいつもより1時間早く帰れる、というだけのことである。

単に、1時間前倒しで行動する、というだけのことで、何のことはない、サマータイムと同じことなのだけれども、サマータイムの導入には過去に失敗の事例があるから、看板の付け替えをして、目新しさを装っているだけに見えてならない。

もっとも、「ゆう活」と国会会期延長は矛盾だ、などと言って批判している野党もいかがなものかとは思うが…。
[ 2015/07/04 23:03 ] 理屈・屁理屈 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

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