『WHAT IF?』

ランドール・マンロー
『ホワット・イフ? 野球のボールを光速で投げたらどうなるか


what if?

著者の「マンガ科学解説サイト」に寄せられた突拍子もない質問、たとえば邦訳書のサブタイトルになっているテーマ(本当は、野球のボールを光速の90%の速さで投げたらどうなるか、なのだが)のような、本当はありえないような if について、真面目に考えている本。
マシンガンをぶっ放して空を飛ぶ方法を考えたり、ロンドンからニューヨークまで、車が通れる橋をレゴで作ることを考えたり…。地球の海の水を抜いて火星に排水したら…などというのも突拍子もない発想だ。

地球にいる全員が同じ場所に集まって同時にジャンプしたらどうなるか? の答えは「ほとんど何の影響もない」なのだが、本書ではそれにとどまらず、何も起こらなかった後のことまで考えているのが面白い。ただし、ジャンプしたらどうなるのかが問題なので、どうやってそれを実現するのかは本書の問うところではない。

なお、サブタイトルの件、これまたどうやってそんなボールを投げるのか? はさて措いて、あくまでも投げた場合にどうなるか、を考えているのだが、結論は、「メジャーリーグ・ベースボール規則6.08(b)によれば、この状況では、バッターは「死球」を受けたと判断され、1塁に進むことができるはずだ」というもの…なのだが、実はそれ以前に、それどころではないとてつもなく大変なことが起こっている。

こんなどうでも良いことを真剣に考えるところから何かが生まれるのかもしれない、と思う。

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