スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | | CM(-)TB(-) |  TOP△

『論理病をなおす!』

香西秀信『論理病をなおす! 処方箋としての詭弁』(ちくま新書)を読んだ。

論理病をなおす!―処方箋としての詭弁 (ちくま新書)


タイトルを見ると、何だか難しいようにも思えるし、逆に薄っぺらなようにも見える。どうにも捕えどころがない感じだが、中身を読み進めると良く判って来る、…わけでもない。
何となくハウ・ツー的なタイトルだが、かならずしもそういうわけではなく、一種の修辞論である。
レトリックの研究に真面目に取り組んでいるわけではあるが、何しろ詭弁がテーマだから、読んでいるうちに、本当だかウソだか、だんだん訳が判らなくなって来る。
ある考え方・行動を詭弁と決めつける…その決めつけ自体が詭弁であるとも言える…とすれば、詭弁に見えるその「ある考え方・行動」は、実は詭弁ではない…?!

そして最大の謎なのが、掉尾を飾る「あとがきにかえて-語学の達人に学べるか?」である。
語学の達人たちが、如何に外国語を習得したかを紹介しているのだが、とてもではないが、どれも常人に真似のできるようなものではない。
この部分だけを独立させてもかなり面白く、興味深いと思うのだが、本書の流れの中ではかなり唐突で、これが何故、「あとがきにかえ」たことになるのかの説明も一切ない。
語学の達人たちが、他者に敷衍できない自分の体験を学習法として語っていること自体が詭弁に過ぎないという謂だろうか。それとも、ここまで頷きながら読み進めで来た読者に対して、「この本に書かれていることはみんな詭弁だから信じてはいけませんよ」と言って煙に捲いているのか。

とにかく、何かに騙されたい人にも、何にも騙されたくない人にもお薦め。

コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hoshinahouse.blog101.fc2.com/tb.php/13-a572ce4e










上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。