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意味のない実験

小径自転車:「4センチ以上の段差は困難」 注意呼びかけ

車輪径が6~8インチ(約15~20センチ)の折りたたみ型自転車(小径車)について、国民生活センターは18日、「構造上4センチの段差を越えるのは難しい」と注意を呼びかけた。販売元は段差のある場所での使用を禁じているが、センターは「道路には段差があり避けるのは困難」と、タイヤを大きくするなどの改善を要望した。


転倒や破損 けが多発 タイヤ15~20センチの小径自転車」というニュースから遡って、これに行き当たった。
怪我をされた方は誠にお気の毒だと思うし、命を預ける乗り物を、より安全に作って欲しいという希望は心の底からある。が、それはそれとして、この記事に100%頷くことはできない。

何故なら、「車輪径6~8インチの小径折りたたみ自転車で4センチの段差を上る実験を行う」こと自体、ほとんど意味のない行為だからである。
15~20cmの大きさの車輪で4cmの段差に突っ込んでいるのである。これは、一般的な26インチの車輪に置き換えると15cmほどの段差を乗り越えようとしているに等しい。難なく乗り越えられると思う方がどうかしている。

しかも、実験では10~15km/hのスピードを出している。写真の自転車でそれだけのスピードを出すのは容易ではない。かなりの前傾姿勢になって相当猛烈に漕いでいたはずで、それで段差にぶつかればこんなアクロバティックな写真が撮れるのは当たり前である。

「タイヤを大きくするなどの改善を要望」とあるが、4cmの段差に15km/hで突っ込んでも安全であるためには、タイヤをどこまで大きくしたら良いのか?
そんなことはやったことがないので何とも言えないが、20インチあれば問題ないとは言い切れない。26~27インチくらいあってサスペンションが付いていれば、相当の衝撃はあるにしても何とか乗り越えられるとは思うが、それでは到底小径車と呼ぶことはできない。
それに、乗り越えられたとしても、段差に激しくぶつかって行けば、目には見えない程度かもしれないが、車輪は歪むし各部にガタも来る。自転車を大切に扱う気持ちがあれば、そんなことはよもすまい。

また、段差がなかったとしても、15km/hで自転車に歩道に突っ込んで来られたら、今度は歩行者の方が危険に晒される。自転車が歩道に乗り入れるのなら、10km/hでも早すぎるくらいである。
自転車で歩道に乗り入れるのなら、スピードを落として慎重に行なう、あるいは、自転車から降りて押すのが当然である。そうすれば、「前方に激しく転倒」することはない。

小径車で15km/hのスピードで4cm以上の段差に突っ込むと危ない、というのは、「猫を電子レンジに入れてはいけない」レベルの話のようにも思う。そんなことを国家予算を使って実験して検証するのは、無駄なことこの上ない気がしてならない。
[ 2011/01/03 21:49 ] 理屈・屁理屈 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

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