読書感想文の書き方(2)

読書感想文の書き方(1)」の続き。

読書感想文は400字詰原稿用紙2枚で書く、ということにしよう。
1行20字で40行。ただし、ここにはタイトルと名前を書く行が含まれる。
タイトルの前後を各1行空け、名前と本文の間を1行空け、というようなルールもあるが、僅か2枚の読書感想文なら、行空けは必要ないだろう。そこで、本文を書ける行数は38行になる。

では、いきなり書き始めるか、と言うと、そういうことはしない。原稿用紙を最初からは使わせない。
原稿用紙の代わりに、ノートや広告の裏紙を用意する。そこに、メモを書かせるのである。
本当は、短冊状に切った紙に書いて行くと良いのだが、この程度の分量であれば、そこまでするには及ぶまい。

どういうメモを書くか?
まず、最初から順序立てて書こうとする。これが無理である。
かと言って、思い付いた順に書いて行っても、バラバラになってまとまらない。
最初から規定枚数以内で書こうとする。これも無理である。書きたいことを書き切れずに尻切れトンボになったり、字数が余っていらないことをだらだら書き足したりすることになる。
だから、まずメモを取って、それを並べ替えて行くのである。

メモだから、きっちり整っている必要はまったくない。思いついた順に書き留めてみる。
特に考えのないところは、作品の文章丸写しでも構わない。とにかく、いろいろ書くことである。

それでは始め。
作品は、誰でも知っている、夏目漱石の『坊っちゃん』にする。

【1】

おもしろかったところ
坊っちゃんが山嵐といっしょに赤シャツと野だいこに卵をぶつけたところ。


【2】

坊っちゃんがまっすぐな心を持っているところが気持ちいい。


【3】

坊っちゃん…主人公。東京から四国の中学校に行って先生になった。


【4】

坊っちゃんは四国に行ってから、中学校の先生たちににあだ名を付けた。
 校長…たぬき。目の大きな狸のような男。
 教頭…赤シャツ。いつも赤いシャツを着ている。
 吉川…のだいこ。芸人風。
 堀田…山嵐。いがぐり坊主。
 古賀…うらなり。いつも青い顔をしている。


【5】

坊っちゃんが宿直をしていた時、ふとんの中に虫が入っていた。
坊っちゃんは、生徒に、「なんでバッタなんか、おれの床の中へ入れた」と言うと、生徒はバッタを知らない。
「そりゃ、イナゴぞな、もし」。
生徒の答えにいらいらした坊っちゃんが、「先生をつらまえてなもした何だ、菜飯は田楽の時よりほかに食うもんじゃない」と言うと、「菜飯となもしは違うぞな、もし」。


【6】

赤シャツ…坊っちゃんが勤めている学校の教頭先生
赤シャツは、坊っちゃんにはいろいろえらそうなことを言っているくせに、自分では芸者と遊んだり、マドンナという女の人を横取りするために、もともとマドンナと結婚の約束があったうらなりを九州の学校に転勤させたりして、勝手なことばかりしている。


【7】

のだいこは、赤シャツにお世辞ばかり言っている。


【8】

山嵐は、赤シャツに遠慮しないで正しいことを言うので、赤シャツは山嵐をやめさせようとする。
新聞にうその記事を書かせたりする。
ずいぶんひどいと思った。


【9】

坊っちゃんと山嵐は八日も見張っていて、二人を待ち伏せして、赤シャツとのだいこをこらしめた。
坊ちゃんはのだいこの顔に、持っていた玉子をぶつけた。山嵐は赤シャツをぽかぽかなぐった。


ここで大事なのは、書くことはできるだけ子供に考えさせることである。
「どこがおもしろかった?」とか、「ここをもう少し詳しく書いてごらん」というように、手助けする程度に止める方が良いだろう。

これでひとまずメモはできた。

続く

ありがと

わかりやすかった サンキュー
色付きの文字
[ 2011/08/14 15:36 ] [ 編集 ]

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