スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | | CM(-)TB(-) |  TOP△

「2枚」

先週末あたり、当ブログの「読書感想文の書き方」の各エントリへのアクセスが急増した。
「急増」と言っても、分母が微々たるものだから、大したことはないのだが、それでも増えているのには違いない。

何故増えたかと言えば、まず間違いなく冬休みの宿題対策である。冬休みも残り僅かになって、手っ取り早く宿題を片付けられるサイトを探していて辿り着いたものだろう。本人か親かは特定できないが、小学生向けのものだから、たぶん後者が多いと思われる。
これらのエントリを書いた趣旨からすれば、そういう付け焼刃の対策は不本意だとも言えるのだが、一旦公表したものが、どんな使われ方をしようと文句を言うべき筋合いでもない。

もちろん、読書感想文の参考になるようなサイトは数多いから、「読書感想文」というキー・ワードだけで辿り着くものではなかなかない。これに何か別のワードを組み合わせて来ているわけである。

実際に検索された語句を参考に、Googleであれこれ検索してみた。
読書感想文/書き方/坊っちゃん」を組み合わせると、1ページ目に当ブログが出て来る(本日現在。以下同)。ちょっとびっくりだが、作品名で絞ると、それほど多くのものがないのかもしれない。
ほかに、「読書感想文/坊っちゃん/小学5年」でも1ページ目。「小学5年」という語句で検索するのは、まず間違いなく本人ではなくて親だろう。小学生なら、検索しても「5年生」というのが普通である。小学生ではない経験を持っていて初めて、「小学」とか「中学」とかを付けるものである。

更に驚くことに、「読書感想文/書き方/2枚」を組み合わせると何とTOPに来る。「読書感想文/2枚」でも1ページ目。
この「2枚」というワードはかなり切実である。しかも1回だけではなく、他のワードとの組み合わせも含めて何回も。そこまで切羽詰まっているのなら、どうぞご自由に丸写ししてください、という気にもなる。ただし、これは本人が検索して来た場合に限るが。
検索して来たのが親であれば、子供に丸写しをさせる元ネタを探すために検索して来たと思しく、だとしたらそれは残念な結果である。
むろん、本人が自らの意思で丸写しするのも手抜きではある。が、子供が自分で手抜きをするのと、親が子供に手抜きをさせるのとでは、だいぶん意味合いが違う。「子供に手抜きをさせる」というのは、実のところ親が手抜きをしているのである。

親だって、仕事もあれば家事もあって忙しい。たまの休みくらいは、自分の好きなことをしたい。子供の宿題にそんなに付き合ってはいられない、という気持ちも良く判る。
それに、良い感想文を提出させるためなら、丸写しで十分である。というより、丸写しの方が遥かに合目的的でさえある。
丸写しで終わらせるのであれば、子供にとっても楽だし、親にとってはなおさら楽である。が、親はそれで良いかもしれないが、子供はそうではない。僕が子供に感想文の書き方を教えるのは、子供に文章の書き方、物の考え方を学ばせるためであって、良い感想文を提出させるためではない。

さて、先のエントリは、僕がどうやって子供に感想文を書かせるか、というシミュレーションである。
子供に理屈だけ教えても、できるようにはならない。理屈はこうで、実際にはこうするんだ、というふうでないと、子供の身には付かない。これがなかなか大変である。
改めて簡単に掻い摘んで説明すると、まずは、広告の裏紙でも何でも、いらない紙に思い付いたことをランダムにたくさんメモさせる。面白かったところとか、感想とか。当然、纏まった文章になどなっているはずがない。
少し纏まっているブロックごとに切り取って行く。切り取ったら、順番を考えて並べ替えて行く。当然、さっきよりは少し纏まって来る。
並べ替えたらもう一度書く。少し纏まったと言っても切り貼りを写しただけだから、どうしても繋がりの悪いところが出て来る。まったく繋がらないところもあるので、足りない部分を書き足す。重複している部分があったら片方を消す。できたらもう一度切る。が、最初ほどは細切れにならない。そしてまた並べ替えて書き直す。書き足す。そしてもう一度切る。並べ替えて書き直す。…そうやっている内に、だんだんと纏まって来る。言ってみれば、KJ法みたいなものである。

そうやって漸くでき上がったものは、大変な苦労の甲斐もなく、読書感想文コンクールで入賞するような代物では到底ない。が、子供の頃にそうやって苦労して書き上げた経験が、いつかどこかで何かの役に立つようなことがあれば、と願うものである。
どうしても丸写しをしたいのであれば、ご随意に。

ともあれ、どんな動機であれ、当ブログを訪れてくれた方には感謝する。

No title

はじめまして

「読書感想文の書き方」、早速読ませて頂きました。小生、国語の教師をしているものですが、ご多分に漏れず夏休み当たりの宿題には読書感想文・・・というのが通例です。
生徒達が、かようなサイトをじっくりと読んで感想文に取り組んでくれればとの思いがしきりです。もちろん、授業でその辺りに時間を掛ければいいのでしょうが、それがなかなか・・・
けれども、その意伝わらず、他のサイトにもある感想文の見本などをそのまま写して持ってくるのが関の山。
おかげで、ちょっと出来のいい感想文が提出されたらあちらこちらのサイトを覗いて、チェックしなければならない・・・そんな仕事が増えてきました。なんてたって、提出された感想文のうちのいいものはコンクールに提出しますからね。盗作なんて事になったら大変です。
[ 2011/01/16 11:28 ] [ 編集 ]

Re: No title

コメントありがとうございます。

「やた管ブログ」では何度もお姿(?)を拝見していましたが、直接のご挨拶は初めてです。はじめまして。

> もちろん、授業でその辺りに時間を掛ければいいのでしょうが、それがなかなか・・・

学校で教えて欲しい、という気持ちはありますが、テクニック的なことならともかく、本質的なことはマンツーマンでなければ難しいだろうと思います。ここはやはり親の役目かな、と。

> ちょっと出来のいい感想文が提出されたらあちらこちらのサイトを覗いて、チェックしなければならない・・・そんな仕事が増えてきました。

かなり非生産的な仕事ですね。とは言えやらないわけにも…。塾か何かで上手いテクニックを教わって来た子供の作文と丸写しの区別を付けるのも難しいでしょうし。お察しいたします。
[ 2011/01/16 21:05 ] [ 編集 ]

コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hoshinahouse.blog101.fc2.com/tb.php/157-f784fc67










上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。