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ボーナス・トラック

僕はボーナス・トラックというものが実は好きではない。
リイシューの際に、付加価値を付けることで売り上げを伸ばそうとする意図は、営業戦略として理解できないわけではない。が、完成されたアルバムに、余計なものが追加されているのは、僕からすれば要らぬお世話、CDがLPより格段に録音可能時間が延びたことの功罪の「罪」の面であると思う。
聴きたくない曲があるのなら聴きたい曲だけ再生すれば良いのかもしれないが、ボーナス・トラックの直前で止めるために、タイミングを今か今かと窺っているのも落ち着かない。再生順序を自動でプログラムするような機能のない機器で聴いているし、仮にそういう機能があったところで面倒くさくて使うまい。結局、CDを掛けるとボーナス・トラックも併せて聴くことになるのだが、何となく散漫な印象で終わってしまう。

だから、普段mp3に落として聴く時は、ボーナス・トラックは取り込まないようにしている。そうやって聴いていると、ボーナス・トラック込みだと散漫な印象だったアルバムが、活々とした緊張感のあるアルバムに一変することも少なくない。
僕の中でSANDY DENNYの "SANDY" の評価が一変したのも、実はボーナス・トラックを外してmp3プレイヤーで聴いたためである。

さて、ボーナス・トラックの収められているアルバムは数多あるが、僕の聴いた中で、これはいかがなものか? と思うものをいくつか。

たとえば、FREEの "FIRE AND WATER"。
素晴らしいアルバムであることは疑いを容れないのだが、オリジナルの8曲が終了した後で、Oh I Wept を1回、Fire And Water を2回、All Right Now に至っては3回も続けて聴かされる。さすがに「又か!」という気になる。元々、オリジナルの8曲だけで完結しているはずなのに…。

JEFF BECKの "TRUTH"。
ロック史上に燦然と輝く名盤である。こちらはオリジナル10曲にボーナス・トラック8曲。TallymanLove Is BlueHi Ho Silver Lining …。音源としては貴重かもしれないが、少なからず脱力する。何故これらを "TRUTH" 本篇と一緒に聴かなければならないのか?

ボーナス・トラックだけの問題だけではないが、僕の知る中で最も不可解なのが、FLEETWOOD MACの "PETER GREEN'S FLEETWOOD MAC"。
一見、オリジナルと同じ曲が並んでいるように見えるが、1曲目の My Heart Beat Like A Hammer は Take2 という未発表テイク。続くMerry Go Round も Take 2。全12曲中、オリジナルと同じものは8曲だけ。その後に、未発表テイクと未発表曲が7曲。オリジナルの音源が存在せず、アウトテイクだけの曲が複数あるのだから、オリジナルの状態を復元することも不可能である。一体、何を意図して、こんなものを作ったのか?

もう1枚。本邦は大瀧詠一の『大瀧詠一』。全22曲中、始めの4曲と終わりの6曲がボーナス・トラック。間に挟まれた12曲が本篇という、わけのわからない構成。恐らく本人の意図したところだろうが。オリジナルとは別の作品と考えた方が良い。

そんな中、ボーナス・トラックかくありたし、というアルバムがある。

THE BAND "ROCK OF AGES"
  ~ザ・バンド『ロック・オブ・エイジズ』

ロック・オブ・エイジズ

2枚組で、1枚目の18曲がオリジナル。元々のLP2枚組の部分が、CD1枚に収められている。そして、2枚目の10曲がすべてボーナス・トラック。こういう構成なら、オリジナルはじっくり聴けるし、貴重な音源もたっぷり聴くことができる。
このボーナス・トラック、ボブ・ディランのマニアなら、絶対に外すことはできない。もちろん、ディランのマニアでなくても、オリジナルの部分(1枚目)はお薦め。
[ 2011/02/01 23:23 ] 音楽・映像 洋楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

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