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贅沢・hommage etc.(銚子2011・番外編)

インターネット上で交換日記みたいなことをしてみても仕方がないのだが、ブログなんてぇものはそもそもそんなものだと思って大目に見ていただきたい。

やた管ブログの「本当の贅沢とは何か」のエントリで、当ブログの「犬吠埼・その2(銚子2011・その6)」を取り上げていただいた。
それに関するどうしょうもないこと、諸々。

1.贅沢
上記エントリで、「贅沢」とは次のようなものだと言う。

例えば、満漢全席を食べるのは贅沢のようだが、食べきれないのを必死で食べたり、食べきれなかった料理を折詰にして持って帰ったりするのは、本当の贅沢とはいえない。それどころかかなり貧乏くさい行為である。二三口食べて「もう結構、次を出してくれ」。これが真の贅沢である。

たしかにその通り。食べ切ろうと思うのは、残したら勿体ないと思うからである。僕のような小市民は、どうしても無理してでも食べ切ろうと思ってしまう。そんな心構えでは、贅沢など到底できない。
落語「目黒のさんま」の枕に、鯛の尾頭付きに関して、こんな話がある。下々の者が食べると、残りを犬も食わないほど味わい尽くすのに対して、

お大名は一箸しか付けなかったもんだそうです。気に入るてえと「替わりを持て」っとまた替わりを取ってまた一箸。

(『NHK落語名作選6 三代目三遊亭金馬』より)
というものだそうである。もっとも、噺の枕がそれほど信用できるはずもないが、贅沢というのはそういうものか、と思わせるものはある。
ちなみに、この話には続きがある。

「三太夫、替わりを持て」
「は」
「替わりじゃ」
「は…は」
あいにく賄い所に一匹の鯛です。市中駈け廻りゃないことはございませんが、今の間に合いません。
「替わりじゃ」
「は…お殿様に申し上げます」
「何じゃ」
「お築山の桜、手入れをいたしました。明年咲き頃は、さぞ見事かと存じます」
「築山の桜か…おぉ、手が入ったのう。こちらの泉水べりの枝ぶりがの…」
向うへ気を取られている時に頭としっぽを持って、三太夫さん箸でぐるっとひっくら返っしゃった。
「お召しの鯛、持参いたしました」
「左様か…うん、以前に変わらぬ良い風味じゃのう…替わりを持て」
「は?」
「替わりを持て」
「う、うん、へへぇ」
今度ひっくら返しゃ、また元の穴が出て来る。
「三太夫、替わりじゃ。…もう一遍築山の桜を見ようか?」


2.徳冨蘆花の文章
蘆花の文章は、高田宏著『岬へ』で知った。
この本は、ぎょうけい館の部屋に置いてあって目にしたものである。目立たないところ(文箱の中)にだが、全室に配備されているものと思われる。恐らく特別室にも…。
だが、部屋の隅々まで何ひとつ見落とすまいというような根性では、到底贅沢はできない。

3.水平線上の雲
日の出前後に雲が水平線上に垂れ込めていても、日が昇れば間もなく霧消する。去年の12月24日の日の出時刻に雲が無かったかどうかは判らない。
だが、もし雲が掛かっていたとしても、水平線から日が昇る夢を貪って幸福感に浸っていたのだとすれば、この上なく贅沢なことは言うまでもない。だが、惜しむらくは、障子を閉てっぱなしにして外を見ずに過ごしていれば、もっと贅沢だったような気がする。
僕は、早起きして日の出を見てしまったし、露天風呂から絶景を眺めてしまったし、灯台のライトアップも見てしまった。そうしなければ損したような気分になるからで、そんなことではどうにも贅沢とは程遠い。
贅沢とは、難しきかな。

4.オマージュ(誤用)
当ブログを取り上げていただいたのは、「オマージュ(誤用)」としてのものらしい。
「オマージュ~hommage~」とは、尊敬とか敬意とか、それによる創作とかのことを言うのだろうと思うが、今回はあくまでも「誤用」としてこのことばを使っているらしい。
今までてっきり尊敬してくれているものと思っていたのだが、残念ながらそういうわけでもなかったらしい…。

銚子の旅は、まだ続く。
[ 2011/01/20 22:41 ] 旅・散策 | コメント(2) | TB(0) |  TOP△

No title

>目だないところ(文箱の中)にだが、全室に配備されているものと思われる。

ありゃ見落としましたな。そもそも文箱なんかあったかな・・・。「ツボきーく」とかはありましたけど。

>だが、惜しむらくは、障子を閉てっぱなしにして外を見ずに過ごしていれば、もっと贅沢だったような気がする。

実はヨメが「早起きして日の出を見てしまったし、露天風呂から絶景を眺めてしまった」んです。
で、部屋に帰ってきて、障子をあけてしまい、僕は目を覚ましました。
もし僕一人で泊まっていたとすれば、朝飯さえ食べないという贅沢になったかもしれません。
ちなみに、日の出時に雲はかかっていなかったそうです。

あと、僕も灯台のライトアップは見てしまいました。写真も撮りました・・・が、縦か横かが違うだけで、ほとんど同じ。

>今までてっきり尊敬してくれているものと思っていたのだが、

いやいやいや、尊敬してますよ。
件のエントリが、「犬吠埼・その2(銚子2011・その6)」を尊敬していないという意味です。孫引きしてるし、パクってるし。
それにしても、懐かしい文章を・・・。
[ 2011/01/21 02:41 ] [ 編集 ]

Re: No title

> そもそも文箱なんかあったかな・・・。

僕の泊った「一般」客室には文箱が2つありまして、1つには本(件のもののほか、銚子の民話ともう1冊)が、もう1つには便箋と封筒が入っていました。便箋の入った文箱は、旅館ならふつう、置いてありますな。

> ちなみに、日の出時に雲はかかっていなかったそうです。

それはそれは。ちなみに、1998年の12月24日は、今回以上に雲が出ていました。それはそれで、幻想的で良いものです。
あとの2回は別の宿だったので、それほど早起きしませんでした。

> それにしても、懐かしい文章を・・・。

僕は時々、人から「そんなこと、よく覚えてますねぇ」と感心されます。最近のことは忘れちゃったりしてますが…って、それ、ボケじゃないか!?
[ 2011/01/21 21:21 ] [ 編集 ]

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