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『ちんちん電車』

獅子文六『ちんちん電車』

ちんちん電車 (河出文庫)

古くから、東京の名所案内をする名編は少なくないが、これもその一つに数えて良いだろう。
本書はそのタイトルからも判る通り、「ちんちん電車」―都電への思い入れを籠めて書かれたものである。都電の路線に従って、泉岳寺―札の辻、芝浦、東京港―新橋、新橋―銀座…、最後の方は、段々と都電自体の話題は減って行くけれども、好評のため予定よりも連載が延びたという事情があるようだから致し方ないところである。
1966年当時の情景と、市街電車(後の都電)開業の頃以来の思い出とが相俟って、何とも懐かしい、温かい、ほっとする思いがする。そして何より、都電に対する愛情の感じられる文章である。

そして、嘗ての東京の交通機関の王者も、ついに、路上の邪魔者扱いをされる時勢になったが、直ちに同調できぬ理由を、私は山ほど持ってる。"ちんちん電車"よ。まだ、まだ、君は働ける。遠慮しないで、まだ、まだ、走ってくれ。


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