似而非DTP講座(その1・前置き)

「DTP」というのは、写真の現像や焼き付けのこと…いや、それはDPEである。
現在は規制されている有機塩素系の農薬…それはDDTである。
フロントヘッドロックの状態から相手の頭部をマットに叩きつけるプロレス技…それもDDT…って、実はそんなに詳しくないのだが。
鉄道の軌道と道路の両方を走行できる車両…それはDMV…もう良い。そろそろ石を投げられそうなのでこのくらいにしておく。

「DTP(DeskTop Publishing)」というのは、簡単に言うと、出版物の版下をパソコンで作成することを言う。嘗ては活字を組んでいた出版業界も、今ではほとんどが、このDTPによって書籍を作っている。
DTPをするためには、それ専用の端末やソフトがあるわけだが、一般の人がそういうものを買っても、元を取るのは容易ではない。自費出版を頻繁に行なっている人だとしても、月に何十冊も作ることはないだろうから、まず無駄である。
それでも、パソコンのワープロソフトで、ある程度のことができてしまうから、自費出版ばかりでなく、研究機関の学術的な刊行物などにも、自家製DTPと思しいものが多く見られる。

自家製DTPで良く使われるのは、多くのパソコンにプリインストールされている Microsoft Office Word だろう。だが、この Word というワープロソフト、以前に比べればだいぶ改善されたような気もするけれども、日本語の文化に、いま一つ理解が足りないように感じる。悪く言うと、世界には横書きの言語しかないという前提で作っていて、それを無理やり縦書きにできるように改良したような感じである。だから、ふつうに書式設定して、そのまま出力すると、いかにも「Word で作りました!」という雰囲気が醸し出される。とは言え、そのために、別のワープロソフトを買うのも出費だし、第一どのワープロソフトなら良いのかもわからない。けれども、Word でも使いこなせば、「これを Word で作ったんですか?」というレベルまで、持って行くことはできる。

これから書こうとしているのは、Microsoft Office Word でDTPをするための基本技・応用技である。最低限押さえておきたいこと、これを知っているとちょっとカッコ好くなるということなど、思いついたままに書いて見る。
「DTP講座」と銘打つのであれば、もっと本格的なものであるべきだが、Word を使っていること自体、けっこう胡散臭いので、「似而非」と付けたのである。
DTPのプロからすれば、子供だましみたいなものではあるのだが、以前、自費出版にはかなりの実績のある印刷所に版下を入れたところ、お世辞抜きに、「こんなにキレイな版下は見たことがない」と感心された経験がある。その程度(自費出版にしては素晴らしい)のものは、作れるようになるのである。

なお、使用する Word のバージョンは「2007」である。このバージョン、実はあまり好きではないのだが、いま使っているパソコンにはそれしか入っていないので、致し方ない。

今回は、前置きのみ。

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