スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | | CM(-)TB(-) |  TOP△

「鰍沢」

録画しておいた、NHK『日本の話芸』を見た。演目は、桂歌丸の落語「鰍沢」。

江戸の商人が身延参りの帰りの山中で、大雪で道に迷い、灯りの点る荒ら家に助けを求める。
その家に住んでいたのは吉原の元花魁でお熊。お熊は、商人に卵酒を飲ませ、休ませる。
お熊の亭主は熊の膏薬を作って生計を営む猟師。お熊が酒を買いに家を空けた留守に亭主が戻り、飲み残しの卵酒を飲み、苦しみ出す。戻ったお熊が、商人に毒入りの卵酒を飲ませて持ち金を盗もうとしたことを語る。
それを寝床で耳にした商人が、動かない身体で家から這い出て、毒消しの護符を雪と一緒に飲み込み、何とか逃げ出す。鰍沢に繋いであった筏に乗り、川を下るが、そこに鉄砲玉が…。玉が逸れ、命拾いした商人が、「お材木(お題目)のお蔭」というのがサゲ…なのだが、これでは何で鉄砲玉が飛んで来たのか、さっぱり判らない。

実は、商人が逃げ出した後で、お熊が亭主の鉄砲を持って追い掛けて来る場面が、編集でカットされているのである。
テレビの落語中継では、放送時間の制約があるわけだから、カットすること自体は致し方ない。だが、どこをどうカットするのかは、かなり重要である。今回のカットでは、商人が逃げ出したら、何故だか判らないがどこからともなく鉄砲玉が飛んで来て、結局助かる、というわけの判らないことになってしまっている。
お熊が何としてでも商人を殺そうという執念で、鉄砲を手に追い掛けて来る緊迫感があってこそのサゲである。その重要な部分をゴソっと切り落として最後だけ残したところで、まるでサガらない。噺の中身を理解して編集したとは到底思えない。
至極残念。
[ 2011/04/18 17:45 ] 古典芸能 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hoshinahouse.blog101.fc2.com/tb.php/228-2ceaa508










上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。