読書感想文の書き方・その2(1)

去年の子供の夏休みに書いた「読書感想文の書き方」が、意外に好評(?)なようなので、今年も書いてみることにする。
「好評」といったところで、読者の目的の過半が泥縄の宿題対策と思しいから、それほど難有いわけではない。とはいえ、アクセスされて迷惑を被ることはさらさらないから、頭のリハビリまでに、してみようとするのである。
ぐだぐだした前置きは、前回書いたが、読書感想文コンクール入賞を目論んでいるのなら、残念ながらお眼鏡違いである。ほかを当たるに如くはない。そうでなくても、夏休み中に最後まで書き了えられるかどうかの保証はない。

今回は、息子・小学1年生用。
どう贔屓目に見ても根性が足りないから、こんな七面倒くさいことは絶対にしまいと思うのだが、一応、シミュレーションだけはしておく。
6年生の娘用のものを書いても良いのだが、去年の5年生用との違いを出す能力が、ぼくにはない。そもそも、去年のが5年生用として妥当なのかどうか、判断のしようもない。
そこで、明らかに違いの出る1年生用にするのである。1年生用の方が楽そうだ、という打算も、あるにはある。

さて、当ブログの「読書感想文の書き方」では、読書感想文を書くためのセオリーに、必ずしも則っていない。それは、そんなものを知らないから、ということもあるのだが、読書感想文だけに通用する書き方をしても、意味がないと考えるからである。
目指すのは、まず、何が書かれているかを把握すること、そして、その書かれていることに対して、自分の考えを述べること…これは、読書感想文に限らず、文章を書く基本である。
良い感想文を書こうとするなら、「何が書かれているか」すなわちあらすじは最小限に抑えて、「自分の考え」すなわち感想を、多めに、いろいろな角度から書くべきだろう。
だが、文章を書き慣れていない小学生、特に低学年なら、ある程度の字数をあらすじに費やすことは、文章を書く訓練として重要である。
受験対策で、評論文の「要約」をやらされた覚えのある方も多かろう。それは、要約することで、文章に書かれた内容を、把握できるようになるからである。あらすじを書くのは、それと同じことである。
それに、それほど多くの語彙を習得していない段階で、感想に多くの文字を費やそうとすると、「おもしろかった」「たのしかった」を連発することになりかねない。小学生が、自力で書けることを、何とか書けるようにするのが眼目である。

文字数について明確な指定はないが、小学1年生なら、あまり長い話の感想を書くのは難しいだろう。概ね400字~600字といったところ。
作品も、あまり長いものでは感想文にまとめるのは難しいので、短めのものになる。絵本でも構わないのだが、どうせ書くのなら、少々きちんとしたお話にしたい。そこで、あまんきみこの『白いぼうし―車のいろは空のいろ』を選ぶことにする。適度な長さの短篇で、子供の興味も惹きやすい、というのがその理由である。

続く
冒頭近くに書いた、「してみようとする」は、「為てみようとする」ではなくて、「為て見ようとする」の謂である。判りにくいだろうが、書き了えたら「とまれかうまれ、とくやりてん」というオチである。
説明しても、やはり判りにくい。

コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hoshinahouse.blog101.fc2.com/tb.php/294-abe02d0f