読書感想文の書き方・その2(5)

承前

さて、これまで書いて来たことを纏めてみる。

まず、前にも書いた書き出しから。

あまんきみこさんの『白いぼうし』という本をよみました。この本には8つのおはなしがはいっています。ぜんぶおもしろいのですが、その中でも一ばんおもしろかったのは、「山ねこ、おことわり」というおはなしです。


次に、あらすじを書いてみる。

タクシーのうんてんしゅのまついさんが、わかいおとこの人をのせて、その人がいうとおりにハンドルをみぎにまわしたりひだりにまわしたりしているうちに、きがついたらおとこの人がネクタイをしめた山ねこになっていました。まついさんがびっくりして、「おりてくださいよ」というと、おきゃくさんの山ねこは「"山ねこ、おことわり"とはかいてなかったですよ」といいます。


そして、それに対する感想。

ふつう、山ねこはタクシーにのったりしないので、タクシーに「山ねこ、おことわり」とかいてあるわけがありません。でも、そういわれたまついさんが、「それは、まあ、そうだ」とおもって、山ねこにいわれたところまでいったところが、おかしくてわらってしまいました。


ひとまず、纏まった。が、何だか尻切れトンボである。
そこで、作品の末尾部分にも、触れておく。

山ねこは、タクシーをおりるときに、まついさんに「山ねこ、おことわり」とかいてあるかみをくれました。でも、まついさんは、「また、いつでも、どうぞ」といって、かみをやぶりました。そういうやさしいまついさんが大すきになりました。


1行20字で、タイトル、氏名を除いて27行になる。文字数は、最初の目標を達成。
むろんのこと、内容は大した出来ではない。だが、これまで纏まった文章を書く機会のなかった小学1年生にとってみれば、こんな程度のことを書くだけでもけっこう大変なものである。

本当なら、何故、最初は「おりてくださいよ」と言っていた松井さんが、「山ねこ、おことわり」の紙を破ることになったのか~山猫がタクシーに乗った理由とか、着いた先で山猫を待っている間に松井さんが見た光景とか~、ということも書くべきだろうが、それを纏めるのはなかなか難しい。だから、「小学1年生の感想文」という限定付きで、そこは省いた。むろん、3年生くらいになれば、そこは付け加えておかなければならない重要ポイントだろう。

これで、一応、終わり。

ところで、どうやら今年は感想文の宿題は出ていなかったようだ。読書の記録として、作品名を列挙しておくだけで良いらしい。ほっとしたような、ちょっと残念なような…。
2012年9月4日追記。
原稿用紙バージョンを追加。

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