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附箋を剥がす(10)

附箋はとっくのとうに剥がしてあったのだが、下書きに入れたままで置いてあったのを上げることにする。

『暗夜行路』より。

彼の烟草はのんでもよし、のまなくてもよしと云う程度のものだった。それはサモアと云う、函に黒ン坊のついた烟草だった。
「小稲ちゃんありました」こう云って登喜子が入って来た。(前篇・第一・4)

「登喜ちゃんは遠出ですが、小稲ちゃんの方はたしかにあります」(前篇・第一・8)

こう云う恐しい方法でも、百に一つ、千に一つ死なずに済む機会が与えられてある以上、悪い精神の跳梁に打克てない場合は全く恐しいものになると思った。(前篇・第一・11)

「石本さんの誰か、この辺に来る人があるかい?」石本は何気なく訊いた。本家の方に甥が沢山あった。そしてそれらは道楽者が多かった。
「ええ、あるわ」こういって、女は女中と眼を見合せて変な笑い顔をした。(前篇・第二・11)


現代口語なら、ふつう「いる」というだろうところだが、それを「ある」と言っている。
「今は昔、竹取の翁といふ者、ありけり」(竹取物語・冒頭)というようなのと、同じ「ある」である。

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