「うじゃじゃける」

志賀直哉の『暗夜行路』より。

自分の血は今ははっきり脈を打って流れている血とは思えなかった。生温く、只だらだらと流れ廻る。そして眼は死んだ魚のよう、何の光もなく、白くうじゃじゃけている、そんな感じが自分ながらした。(前篇・第二・13)


『日本国語大辞典』を見ると、「うじゃじゃける」の項目には、この例のほか、久保田万太郎の『春泥』、徳田秋声の『縮図』が引かれている。
意味は、「『うじゃける』に同じ」とあり、その「うじゃける」を見ると、「熟したくだものなどが、裂け、くずれる。ただれた状態になる。また、だらしないようすになる」とある。

特に考えはないのだけれど、あまり見たことのないことばだからメモしておいた。

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