"THE SMILE OF LIFE"

あくまでも個人的な趣味趣向で、必聴の邦楽名盤10枚を取り上げる企画の番外編。

RONNIE BARRON "THE SMILE OF LIFE"
  ~ロニー・バロン『ザ・スマイル・オブ・ライフ』~
(1978年)

ザ・スマイル・オブ・ライフ

  PRELUDE ~プレリュード~
  MOON SHININ' BRIGHT ~ムーン・シャイニング・ブライト~
  MAKE YOU LOVE ME ~メイク・ユー・ラヴ・ミー~
  HONEY,HONEY ~ハニー・ハニー~
  RUNNING SOUTH,RUNNING NORTH ~ランニング・サウス、ランニング・ノース~
  CARRY IT ON HOME TO ROSIE ~ホーム・トゥ・ロージー~

  SOME PEOPLE ~サム・ピープル~
  DOING BUSINESS WITH THE DEVIL ~悪魔の戯れ~
  MY JEALOUSY ~マイ・ジェラシー~
  SHE DOES IT GOOD ~シー・ダズ・イット・グッド~
  LOVE AFFAIR ~ラヴ・アフェアー~


1960年代末、マック・レベナックが、ブードゥー教の司祭「ドクター・ジョン」をモチーフとしたアルバムを企画して、ロニー・バロンをその中心に据えようとしたのだが、バロン周辺の反対で実現しなかった。そこで、マック自身が DR.JOHN,the night tripper として "Gris-Gris"(『グリ・グリ』)を製作することになり、以後、マックはドクター・ジョンとして活動することになる。
つまり、ロニー・バロンは、ドクター・ジョンになったかもしれない男として知られる人物なのである。
僕の持っている "Gris-Gris" のCDは輸入盤なので詳細は判らないのだが、ドクター・ジョンにこそならなかったものの、ロニーもこのアルバムの製作には参加したようで、「THE BARON OF RONYARDS」とクレジットされているのがロニーなのだろう。

さて、"THE SMILE OF LIFE" であるが、このどこが「邦楽名盤」なのか、とお思いの方も多かろう。が、これは知る人ぞ知るアルバムである。
このCDは 、神田神保町の「タクト」という小さなCDショップで見付けて購入した。この「タクト」、ホームページもこんななのだが、実にマニアックな店である。
80年代のアイドル、ニュー・ミュージック、歌謡曲、落語とカンツォーネに強い、というだけで十分マニアックなのだが、何よりこのアルバムがティン・パン・アレイのコーナーにあった(そんなコーナーがあること自体が既にマニアックだが)ことからも、そのマニアックさを推し量ることができるだろう。
ティン・パン・アレイは細野晴臣を中心とした音楽ユニットだが、何故このCDがそのコーナーに置いてあったかというと、全11曲の内4曲がニュー・オリンズで、残りが東京で録音されていて、その東京録音が、細野晴臣プロデュース、ティン・パン・アレイ周辺のミュージシャンたちが演奏しているものだからである。

ジャケット写真は、お世辞にもセンスがあるとは言えないけれども、裏ジャケットの細野晴臣の寝姿も併せ、味だと思えるような心の余裕は必要である。

ただ一つ言っておきたいことは、「国境を越えて聴け」ということである。

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