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「ブランコ」

先日、息子(小学2年)の学校公開があった。
国語の授業は、カタカナの使い方、というのがテーマだった。「どういう場合にカタカナを使うか?」ということである。
カタカナで書くことばの具体例を生徒に上げさせて、(1)「外国から来たことば」(2)「外国の地名や人名」…というふうに場合分けしていたのだが、1人から「ブランコ」という答えが出た。
先生は、「判らないなぁ、(1)かなぁ」と言っていた。
確かに、これは僕も自信がない。「ブラブラ」の「ブラ」から来ているような気もするし、外来語のような気もする。ただ、先生が、適当にごまかして(1)に決めつけたりしないところは少々感心した…のだが、敢えて言えば、教卓に置いてある国語辞典を、その場で引いてくれれば、と思わないでもなかった。

さて、帰宅して、『旺文社国語辞典』を見てみた。

ぶらんこ【鞦韆】ポルトガル balanco>つり下げた二本の綱や鎖に横木を渡し、それに乗り、ゆり動かして遊ぶもの。ふらここ。[春]


とある。
なるほど、ポルトガル語か、と思うと同時に、「ブランコ」に(宛て字とは言え)漢字があるのを初めて知った。
調べてみるものである。
なお、「鞦」は音「シュウ」・訓「しりがい」。意味は、牛馬の尾に掛ける組紐のこと。「韆」は音「セン」だが、『漢語林』には、それ以上の説明がない。『新字源』には、「韆」の字自体が見当たらなかった。

ともあれ、外来語ということで納得しかけたのだが、念には念を、いくつかの辞典を見てみたところ、どれにもポルトガル云々の説明がない。
それで、伝家の宝刀『日本国語大辞典』を引いて見た。

擬態語「ぶらり」「ぶらん」などからできた語か。一説に、ポルトガルbalancoからとも


とし、さらに、

ポルトガル語起源だと言われたりするが、「ぶらここ」「ぶらこ」などの形の方が古く、どれも原音から離れすぎているので疑問である。


とある。
「ぶらここ」の項を見ると、用例として、『書言字考節用集』が上げられている。
この『書言字考―』についての詳細は知らないが、享保2年(1717)頃に出版されたものらしいから、かなり古くから使われていたことばなのには違いない。

こういう次第だから、教室で、先生が教卓に置いてあった辞典を引いて見たとしても、どういう場合に類別すべきなのかは、判らなかったろう。貴女の判断は正しかった…のだけれども、今度何かあったら、その場で辞典を引いてみて欲しいという気も、残っていないわけではない。

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