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「全然」(その8)

もうええ加減にせい! という感じもしないではないのだが、否定と呼応しない「全然」の用例を追加する。
これまでのものよりは少々新しめの用例。

いのししは、おこってはなをふがふがさせながら、りゅうのいるほうへ、とことこ、はしっていきました。
「おかしい、たしかに、おかしい。とらたちは、いそがしそうにチューインガムをかんでいたし、さいのだんなも、つのをブラシでみがくのにいっしょうけんめいだ。
しんにゅうしてきたやつをつかまえなくてはたいへんだ。どうも、きにくわん! ぜんぜん、へんちくりんだ! いったいぜんたい、なにがおこっているのやら、さっぱりわからん。」


ルース・スタイルス・ガネット作、渡辺茂男訳『エルマーのぼうけん』の一節(「エルマー サイにあう」)。
僕が子供の頃に読んだ本。初版が1963年(昭和38年)の古典的名作である。

山本周五郎の『青べか物語』(1960年)や井伏鱒二の『黒い雨』(1965〜66年)とほぼ同年代。
これまでに上げていなかったようなので、この機会にそれらの用例も、上げておく。

タクシーは東京を走りぬけ、本所へはいり、錦糸町へと向かっていた。こっちへ来たのは戦後はじめてのことで、荒地や沼や田ばかりだったのが、ぜんぜん工場や家でふさがっているのに驚かされた。(『青べか物語』)

「しかし工場長、それはお断りします。いくらノートを取って来たって、わたしには亡者を導く力がありません。私は仏教については全然素人です。(『黒い雨』)


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