「P62L7ところがだね~」あるいは附箋を剥がす(5)

文庫本を読んでいた娘が、急に「『P62L7ところがだね』って何?」と尋く。
突然そんなことを言われても、「は…?」なのだが、娘がひらひらさせている紙を手に取って見てみると、僕が毎日のように行くコーヒーチェーン店のレシートの裏に、たしかにそう書いてある。
どうやら、読んでいて気になったところをメモしたものの、メモしたこと自体をすっかり忘れたまま本棚に戻したものと思われる。

該当の箇所(62頁7行目)を見てみると、こんなものだった。メモしただけで忘れていたくらいだから大したことではないのだが、折角思い出したのだから、書き留めておくことにする。

ところがだね。科学というものは、不確かなものを確実なものにしていかなければならないためのその過程の学問なんだ。だから、科学が発展していくためには、その前の段階として、つねに不確実な、ふしぎな現象がなければならない。(筒井康隆「時をかける少女」)


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