『トンデモネズミ大活躍』

ポール・ギャリコ『トンデモネズミ大活躍』

トンデモネズミ大活躍

この本、残念ながら絶版だが、我が家には2冊ある。1冊は1977年の版、もう1冊は1991年の版である。
古い方の版は、『大どろぼうホッツェンプロッツ』のシリーズと同じく、僕が子供の頃に買って貰ったものである。そして新しい方の版は、学生時代に「岩波書店の児童書名作22冊」としてアンケート復刊されたものを、どうしても欲しくなって自分で購入したもの。
原題は"MANXMOUSE"。尻尾のないマンクスという種類の猫がいるが、そのネズミ版ということである。

イギリスのタニゾコドンの村に住んでいるネズミの陶人形専門の老陶芸職人が、酔っ払って帰って来た夜に作った一世一代の大傑作…のはずだったのだが、翌朝見ると体は青一色、カンガルーのような足・サルのような手、耳はウサギそっくりで尻尾はない、という、陶芸の歴史上又と見られない大失敗作の「トンデモネズミ」が出来上っていた。
居間の振子時計が13回鳴った夜、このトンデモネズミが命を得て、長い冒険の旅に出る。
冒険の途中、いろいろなものに出会う。ドロロン、鷹のキャプテン・ホーク、ヘナチョン猟犬部隊、ノイローゼのゾウのネリイ、それからトンデモネズミで金儲けを目論む人間たち…。トンデモネズミは様々な困難を克服して、様々な人や動物を勇気付ける。そして、トンデモネコの住むマン島に向かい、最後の対決に挑むことに…。

子供の頃、数え切れないほど繰り返し読んだし、大人になってからも読んだ。僕に奨められて妻も読んだ。娘も読んだ。息子はまだ読める年齢に達していないが…。
こんな素晴らしい本、手軽に手に入れられないのは惜し過ぎる。また復刊して貰えないだろうか。

大人にも読んで欲しい子供の本。
[ 2010/10/14 22:22 ] 本と言葉 子供の本 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

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