『ごあいさつ』

あくまでも個人的な趣味趣向で、必聴の邦楽名盤10枚を取り上げる企画の第4弾。

高田渡『ファースト・アルバム ごあいさつ』(1971年)

ごあいさつ

  ごあいさつ
  失業手当
  年輪・歯車
  鮪に鰯
  結婚
  アイスクリーム
  自転車にのって
  ブルース
  おなじみの短い手紙

  コーヒーブルース
  値上げ
  夕焼け
  銭がなけりゃ
  日曜日
  しらみの旅
  生活の柄


放浪の吟遊詩人・高田渡のファースト・アルバム。

「コーヒーブルース」の、「三条へ行かなくちゃ/三条堺町のイノダっていう/コーヒー屋へね」という詩に誘われて、京都に行けば、欠かさずイノダコーヒに行く。イノダコーヒは何店かあるけれども、そこはやはり三条堺町の本店である。
イノダでは、ミルクと砂糖のたっぷり入ったコーヒーが出る。抜くことは可能だし、コーヒー通はブラックを好むものだけれども、ことイノダに関して言えば、抜かずに頼むのが通らしい。

さて、フォーク歌手というイメージの強い高田だが、このアルバムでは弾き語りばかりでなく、真心ブラザーズによるカバーでも有名な「自転車にのって」や、ファンキーなロックン・ロール・ナンバー「しらみの旅」など4曲で、はっぴいえんどをバックに歌っている。そもそもこの頃の音楽を、フォークとかロックとか、一方にカテゴライズすることがナンセンスなのだろう。
それにしても、これを聴いて、どうにもデビュー・アルバムという気がしない。これ以前にインディーズでの活動があったにしても、である。既に、後年見るような風貌が彷彿とする。
晩年、何故だか注目されて、テレビにも出ていたけれども、このアルバムと、ちっとも印象が変わっていなかった。高田渡は死ぬまで高田渡だった、ということである。

なお、現在出ているCDには、ボーナス・トラックとしてキャラメル・ママ(ただしギターは中川イサト)をバックに録音した「自転車にのって(ファンキーヴァージョン)」が収録されている。矢野顕子のコーラスが秀逸。

ただ一つ言っておきたいことは、「生活をかみしめながら聴け」ということである。
アルバムの掉尾を飾る「生活の柄」。



グレイトフル・デッドみたいだ…。

しぶいですねえ・・・これは・・・

自転車にのって、値上げ、生活の柄なて大好きですね。

もうちょっと生きていてほしかった人ですね・・・

なんか、息子さんが頑張っているみたいですが・・・
[ 2013/05/14 22:54 ] [ 編集 ]

Re: 三友亭主人 さん

「生活の柄」の重苦しいようで、それでいてどことなくコミカルな不思議な世界に惹かれました。「銭がなけりゃ」も好きな1曲です。
[ 2013/05/16 14:10 ] [ 編集 ]

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