母さん助けて詐欺

しばらく前にニュースになったことだが、口座に振り込ませるのではなく、現金を直接受け取るケースが増えて来て、「振り込め詐欺」というのが実態に合わなくなってきたために、新たな呼称を募集して、その採用されたものの一つが「母さん助けて詐欺」なのだという。
「振り込め詐欺」ほど語呂が良くないから、「E電」みたいなハメになるのではないかという懸念はあるのだが、それはどうでも良い。

僕の両親は既に80翁媼だが、その割にはまずまず元気で、2人で暮らしている。そこに先日、遠隔地に住む兄から珍しく電話があったという。
電話に出た父の話によれば、何でも、会社の書類と携帯電話の入ったカバンを置き忘れてしまい、警察に届けて親元の電話番号を教えて来たから連絡があるだろう、というのだそうだ。会社には内緒だから電話されると困る、携帯には勝手に電話を架けないように警察に言われている、この電話も友達の携帯を借りて架けている、と。また電話する、と言って終了。
むろん、この兄を名乗る人物は、兄ではない。恐らく電話のやり取りの様子から、容易に騙されそうにないと思って諦めたのだろう、その後、連絡は来なかったそうである。

父はかなりしっかりしているようで、教師一筋の人生で若干世間知らずのところがある…と言ったら怒られるだろうが、実際そうである…し、本人にしっかりしている自覚があるだけに何かあっても人に相談しそうにもないから、こういう詐欺行為に対しては簡単に引っ掛かる恐れがないではないと思っていたのだが、今回は無事、クリアした。
電話に出たのが母だったらどうなったかは判らないが、とはいえ父に相談もせずに大金を用立てるとは思えない(銀行に行くにも、父に車を出してもらうはず)から、父が達者なら、取り敢えずのところは安心のようである。

こんなことを暢気に書いていられるのは、騙されずに済んだからで、ひとまずのところは目出度し目出度しなのだが、今後何時何が起こるか判らない。油断も隙もあったもんじゃない。桑原々々。
[ 2013/06/21 22:58 ] | コメント(4) | TB(0) |  TOP△

ご高齢の方に対し、家族を大事にする弱みにつけこむ輩、自分たちにも親はいるんだろうに…。なんて思ってしまいます。

「E電」なにか懐かしいですねぇ。すぐにみんな忘れてしまったけど、あれは何だったんでしょうか。
[ 2013/06/22 07:32 ] [ 編集 ]

そう言えば私の家にも電話が来ましたよ。その日は平日だったのですが、たまたまお休みで家でゴロゴロしていると電話が鳴って・・・私が電話をとると、どこで仕入れた名簿をもとにしたのか知りませんが、私の勤務先の上司として・・・「お父さんでいらっしゃいますか・三友亭クンが勤務先で・・・」と語り始めました。私はもしかするとこれが・・・アレ・・・かとちょいと楽しい気分になり最後までお話を聞いて、最後に「私がその三友亭ですが・・・」というと、何にも云わずガチャリ。

[ 2013/06/22 08:02 ] [ 編集 ]

Re: たっつん さん

犯罪者にモラルを求めるのはそもそも無理なんでしょうけど、それにしてもこれは質が悪いですよね。

国鉄が民営化された頃、確かに「JR線」にすぐに切り替えられなかった人がいて、僕の伯父は「省電」と言っていました…って、何時の時代だ!
[ 2013/06/22 13:59 ] [ 編集 ]

Re: 三友亭主人 さん

それは手が込んでますねぇ。それほど高齢ではない義姉の所にも、就職したばかりの「息子」から掛かって来たそうです。あちこちで耳にするのは、この手の詐欺がそれほどまでに蔓延しているということでしょうか。気を付けねば…。
[ 2013/06/22 14:00 ] [ 編集 ]

コメントの投稿











管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://hoshinahouse.blog101.fc2.com/tb.php/751-858219e4