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『いろいろな人たち』

カレル・チャペック『いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集

いろいろな人たち―チャペック・エッセイ集 (平凡社ライブラリー (90))

僕はどちらかと言うとエッセイがあまり好きではない。かなり好きな作家のものでも、エッセイは飛ばしている場合が多い。
ならば何故「エッセイ集」と銘打った本を読んだのか? というと、実は間違って買ってしまったので、読まないのも勿体ないから読んだのである。

読んでみると、この本は、僕のイメージする「エッセイ集」とはまったく違っていた。
「エッセイ」とは、若干の脚色は入るにせよ、作家が自分の身の回りに起こったことを書くものだろう。この本に収められている作品は、身の回りにありそうな題材を取り上げているには違いないが、一概にエッセイとは言い切れない。とはいえ、エッセイでなければ何だ? と言われると、何とも言いようがないのだが。

職人たちに対する観察(「家に入っている人たち」)、良心的な病気が辿る三つのコース(「病法指南」)、女たちが秘密に対して果たす使命とは(「秘密」)…。
どこにでもいそうな人たちの、どこにでもありそうな出来事や考え方を描いた、でも本当はどこにもないような、ユーモアとアイロニーと省察と、その他諸々に満ち溢れた作品。

なお、このチャペックは、児童向けの『長い長いお医者さんの話』の著者であり、また、「ロボット」という言葉を作ったことでも有名な人物である。
ちなみに、本当に買おうと思っていた本は、同じ作家の『こまった人たち―チャペック小品集』。

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