『水妖記』

フーケー『水妖記(ウンディーネ)

水妖記―ウンディーネ (岩波文庫 赤 415-1)

ドイツといえば森と湖…というステレオタイプなイメージしか持ち合わせていない僕にとって、これぞまさにドイツの物語である。
魂のない水の精ウンディーネが、人間の男と愛によって結ばれることによって魂を得たいと願ったことから起こる、美しく悲しい物語。あえて変な言い方をすれば、鷗外の『うたかたの記』が嫌いでなければ、読んでみても損はないだろうと思う。

フーケーは、前に取り上げたシャミッソーの『影をなくした男』の成立に大きく関わった人物である。それで、興味を惹かれて読んだ。ドイツ後期ロマン派の一人で、ずいぶん人気があった作家のようだが、現在ではこの作品以外、ほとんど知られていない。

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