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『ささやき貝の秘密』

ヒュー・ロフティング『ささやき貝の秘密』

ささやき貝の秘密 (岩波少年文庫 (2134))

ジャンニ・ロダーリの『チポリーノの冒険』の巻末の広告に、「岩波少年文庫創刊60年記念復刊」として出ていて見つけた1冊。
その広告の中からこれを買った理由は、ロフティングの作だということと、タイトルが何となく惹かれるものだったということである。
「ドリトル先生物語」以外のロフティングの著作は、不学のため知らなかった。もっとも、本書の訳者も、解説の中で「知りませんでした」と書いているので、かならずしも僕の不学だけが原因だったわけでもあるまいが。

父親の借金を返すため、リンゴ売りのアグネスから貰った「ささやき貝」を必要とする人を探す少年ジャイルズ。「ささやき貝」の力によって国王の危機を救ったジャイルズは、国王の「さがしもの係」として騎士に取り立てられる。そして、国王の家臣であり親しい友となる。
国王の信頼を一身に集め、さがしものをことごとく見つけ出して来たジャイルズに、国王が命じた最大の「さがしもの」は…。

「ドリトル先生物語」のような話を期待して読むと、まったくの違いように驚かされる。
国王や騎士が出て来るし、魔女裁判を思わせるような場面も出て来る。そういう点では中世騎士物語のようだが、話の内容に中世を思わせるようなものが特別にあるわけではない。それに、読み終わっても、判らない謎がたくさんある。アグネスは本当は何者だったのか、そしてどこへ行ったのか…。
それでも、話の展開のスピード感、挿話のおもしろさ、さわやかな結末など、さすがはロフティング、と感心せざるをえないのである。

こういう本が「記念復刊」されること自体は大歓迎なのだが、逆に、「記念復刊」でなければ読むことができないというのは実に残念である。
[ 2010/11/10 21:50 ] 本と言葉 子供の本 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

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