"Triplicate"

ボブ・ディラン、キャリア初の3枚組新作『トリプリケート』が3月リリース決定。フランク・シナトラのカバー“I Could Have Told You”の音源公開

ボブ・ディランが、ニュー・アルバム『トリプリケート』を3月31日(金)にリリースすることが明らかになった。

同アルバムはディランにとってキャリア初となる3枚組のニュー・アルバムで、アメリカのクラシック・ナンバーのカバーが計30曲収録される。通算38作目のスタジオ録音で、2016年春にリリースされた『フォールン・エンジェルズ』以来の新作となる。プロデューサーはジャック・フロストが務めた。(RO69)


1枚で良いんだけど…まあ、仕方がない。

なお、「プロデューサーはジャック・フロストが務めた」という記述はいかがなものか。ジャック・フロストが誰なのか知っていれば(ファンなら当然知っているが)、こんな書き方はしないはずである。
配信されたものをそのままコピペしたように見えてならない。

”Au Kabaret De La Derniere Chance”

例年歳末になると、何故だか訃報を多く目にする気がするが、今年は個人的には気になるものは少なかった、と思っていたのだけれども、最後の最後に入って来た訃報。

仏音楽家のピエール・バルーさん死去 映画「男と女」

フランスのミュージシャンで俳優のピエール・バルーさんが28日、心臓発作のためパリの病院で死去した。82歳だった。

クロード・ルルーシュ監督の映画「男と女」(66年)に出演。「ダバダバダ~」のスキャットで知られるフランシス・レイ作曲の主題歌で作詞と歌を担い、世界中でヒットした。ブラジル音楽のボサノバを仏に広めたことでも知られる。(朝日新聞DIGITAL)


殊更にバルーの何かを知っているわけではない。「ダバダバダ~」の歌声が彼だったことすら知らなかったくらいである。
が、十数年以前に知人に教えられて知ってから、折に触れて聴いて来たアルバムがある。

”Au Kabaret De La Derniere Chance” ~『ラスト・チャンス・キャバレー』~

Au Kabaret De La Derniere Chance


「ラスト・チャンス・キャバレー」を含む、4つの音楽劇のライヴ・レコーディング。どんな劇だかもまったく知らないのだけれども、何となく映像が浮んでくる気がするような音楽である。

今では廃盤になっているらしい。実に残念なこと。
[ 2016/12/31 21:07 ] 音楽・映像 洋楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

つま恋

フォークの聖地「つま恋」、営業終了 「思い出がなくなってしまう」名残惜しむ宿泊客 42年の歴史に幕

「フォークソングの聖地」と呼ばれた静岡県掛川市のリゾート施設「ヤマハリゾートつま恋」が25日、一般向け営業を終了し、42年の歴史に幕を閉じた。施設老朽化で修繕費がかさむ上、利用客も減少し業績不振に陥っていた。同日は満室で、多くの宿泊客らが名残を惜しんだ。

「つま恋」は1974年開業。歌手の吉田拓郎さんが野外コンサートを開いた他、中島みゆきさんや円広志さんらを輩出した音楽コンテストのメイン会場として知られる。(産経新聞)


ぼくは1985年に行った。施設自体はただのだだっ広いところだった以外の印象は残ってはいないのだけれども。
[ 2016/12/26 09:32 ] 音楽・映像 邦楽 | コメント(2) | TB(0) |  TOP△

"The 1966 Live Recordings"

ノーベル文学賞受賞の勢いを駈って、たぶん今年最後のディラン。

"The 1966 Live Recordings"~『ライブ1966』~

The 1966 Live Recordings


1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで、ディランがロックに「転向」するというロック史上の「事件」が起こる。
その翌年、ディランは後のザ・バンドを随えてツアーを行なうのだが、その模様はほとんど録音されていたのだそうで、本CDは、その全音源である。
収められている曲は、異なり曲数18で、曲順こそ違え、ほとんど同じ曲が、繰り返し繰り返し36枚ものCDに収められている。延べ曲数296だから、1曲あたり平均16回超、Just Like Tom Thumb's Blues~親指トムのブルースのように~など、22回(内1回は中途半端な感じだが)も聴くことができる。いや、聴く破目になると言うべきか…。
録音状態もまちまちで、特に32枚目以降のものの録音状態は著しく酷く、それ単独では絶対に商品化できないレベルである。聴いて楽しむには、録音状態の良いものを選りすぐれば十分で、それならおおよそCD1枚か、せいぜい2枚に収めることができるはずである。
伝説の「ロイヤル・アルバート・ホール」の演奏が聴きたければ、既にブートレッグ・シリーズに収められて発売されている。それが実はフリー・チェスター・ホールでの演奏だったからと言って、本当の「ロイヤル・アルバート・ホール」の演奏は別に「伝説」なわけではないのだから、無理して聴くほどのこともない。
それでもどうしても聴きたいと言うのなら、同時発売の
"The Real Royal Albert Hall 1966 Concert"~『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』~だけで良く、この年に行なわれたディランのツアーの音源をすべて聴くなんていう苦行は、よほどの物好きでなければ、する必要がない。

ダブル受賞

「みうらじゅん賞」にボブ・ディランや安住紳一郎

12月20日、今年度の「みうらじゅん賞」の受賞者を発表する『輝け!第19回みうらじゅん賞』がGYAO!で独占生配信された。ボブ・ディランやアナウンサーの安住紳一郎らが受賞した。

「みうらじゅん賞」とは、読んで字のごとく漫画家・イラストレーターのみうらじゅんの独断によって選考・贈呈される賞だ。昨年2015年に発表された第18回では、松本人志やGLIM SPANKYが受賞し話題となった。

今回の総評としては、「間違いない選出であり、発表であったと思います。今回はボブ・ディランさんではなく、東京ボブ・ディランさんにお渡ししましたが、どれだけご本人に伝わるかが、今後の課題かと思いますが、これからはGYAO!を見て(世界的に)広がっていくと良いなと思います。」とコメントを残している。当日は、“彷徨い続ける永遠のニセモノ”としてディランのモノマネをしている東京ボブ・ディランが会場に現れた。

<受賞理由>
中学3年のときレコードを買ってもらってから今までずっと聞き続けてきたくらい大好きで憧れの人です。いつ渡そうか・・・と考えながら第19回まできてしまったがようやく渡すことが出来ました。ボブから僕に賞をくれることはないだろうから、こっちから渡すことで関係性を作れたら。。。(BARKS)


いくら何でもおもしろすぎる。
みうらは別のところでディランを「ノーベル文学賞とのダブル受賞」と言っていたが、自分が勝手に作ってしまった賞とノーベル賞を並べてしまうところが実にイカしている。

「こっちから渡すことで」とは言っているが、実際に受け取ったのは東京ボブ。関係性の作りようもないけれども、それもまたおもしろい。

ノーベル文学賞2016(その14)

ノーベル文学賞受賞を期にいろんな人がいろんなことをもっともらしく語っていたけれども、あまり興味はなかったから、そういうものはほとんど読まなかった。当たっているものもあるだろうし、まるっきり的外れのものもあるだろうけれども、どれが前者でどれが後者かは、誰にも判断のしようがないからである。
でも、これは興味深く、とても面白かった。

「ボブ・ディランはディランを発明しつづける」(みうらじゅん×湯浅学)
『ミュージックマガジン』(2016年12月号)


MUSIC MAGAGINE


受賞理由はディランのどこなんだろう? という問いに湯浅が「全体でしょ」と軽く答えているところや、みうらが「みんな分かんないから取ったんじゃないの?」と言っているところなど、何も言っていないように見えて、実に奥深い。
それが判っているから、判るところがあるんだろう。

ほかの記事は…読んでいないから判らない。

ノーベル文学賞2016(その13)

ディランさん「私の歌が文学か自問したことない」  ノーベル文学賞に謝意

10日開かれたノーベル授賞式後の晩さん会で、ノーベル文学賞を受賞した米シンガーソングライターのボブ・ディランさんのスピーチが代読された。ディランさんは若い頃から読み親しんできたカミュやヘミングウェイといった文学界の偉大な巨人たちの列に加わったことは「本当に言葉を失うことだ」と謝意を述べた。

ディランさんは受賞を光栄としながらも、10日の授賞式など一連の行事を欠席。10日夜、ストックホルム市庁舎で催された晩さん会では、ラジ駐スウェーデン米大使がディランさんのスピーチを代読した。(日本経済新聞)


授賞式には「先約がある」とかで出席しなかったものの、これで晴れてノーベル文学賞受賞者になったわけである。
まだ「記念講演」が残っているとはいえ、ひと段落ではある。

さて、代読されたスピーチの中に、意味深長な一節があった。

私は文豪ウィリアム・シェークスピアのことが頭に浮かびました。彼は自分を劇作家だと考えていたと思います。文学作品を書いているという考えはなかったでしょう。彼の文章は舞台のために書かれました。読まれることではなく、話されることを意図していました。「ハムレット」を書いている時、彼はいろいろなことを考えていたと思います。「ふさわしい役者は誰だろう」「どのように演出すべきか」「本当にデンマークという設定でいいのだろうか」。創造的な構想や大志が彼の思考の中心にあったことに疑いはありません。しかしもっと日常的なことも考え、対処しなければなりませんでした。「資金繰りは大丈夫か」「後援者が座る良い席はあるか」「(小道具の)頭蓋骨をどこで手に入れようか」。シェークスピアの意識から最もかけ離れていたのは「これは『文学』だろうか」という問いだったと確信します。


ディランはディランだ、ということか。

Greg Lake

グレッグ・レイク死去 キング・クリムゾンやELPで活躍したボーカル、ベーシスト

キング・クリムゾンやエマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)のメンバーだったボーカリスト、ベーシストのグレッグ・レイクが12月7日、がんで死去した。69歳だった。

レイクはプログレッシブ・ロック(またはプログロックとして知られている)の代表的ミュージシャンとして知られる。1968年にギタリストのロバート・フリップに誘われ、キング・クリムゾンに加入。69年のデビューアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』でボーカルとベースを担当し、『21世紀の精神異常者(現題:21世紀のスキッツォイド・マン)』では鮮烈な印象を残した。セカンドアルバム『ポセイドンのめざめ』ではボーカルとギターを担当している。

キング・クリムゾン脱退後、元ナイスのキーボーディスト、キース・エマーソン、そしてクレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウンエマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)を結成した。(The Huffington Post)


3月のキース・エマーソンに続き、グレッグ・レイク死去。
記事中、「クレイジー・ワールド・オブ・アーサー・ブラウン」の後に、「のドラマー、カール・パーマーと」の誤脱があると見られる。
[ 2016/12/09 23:29 ] 音楽・映像 洋楽 | コメント(0) | TB(0) |  TOP△

ノーベル文学賞2016(その12)

ノーベル授賞式でディランの曲 パティ・スミスが披露へ

ノーベル賞の公式ツイッターが5日、10日にストックホルムで開かれる授賞式で、米国のロック歌手パティ・スミスさん(69)が今年の文学賞の受賞者である米国人ミュージシャン、ボブ・ディランさん(75)の「はげしい雨が降る」を披露すると発表した。

スミスさんはディランさんにあこがれてロック音楽に傾倒し、1970年代から親交があることで知られており、9日にはストックホルム市内で「模範となる人の重要性」をテーマに講演したり、朗読を行ったりするという。

一方、式典を欠席するディランさんは受賞演説の原稿を提出済みで、10日の授賞式後にある晩餐(ばんさん)会で代読されるという。地元通信社は、代読は文学賞を選考したスウェーデン・アカデミーのホーラス・エングダール元事務局長が行うと伝えた。(朝日新聞DIGITAL)


これで大方落ち着いたかな。
授賞式には出ないし演説は他人にやらせるし。どこまでディランらしいんだか。

ノーベル文学賞2016(その11)

ボブ・ディラン、来年ストックホルムでノーベル賞受賞の記念講演を開催か

今年のノーベル文学賞の受賞が決まったボブ・ディランが、2017年にノーベル賞受賞の記念講演を開催する可能性があることが報じられた。

これは文学賞を選考したスウェーデン・アカデミーが明らかにしたもので、来年スウェーデンのストックホルムで自身のコンサートを予定しているディランだが、アカデミーはそれが記念講演を同地で行う「絶好のチャンス」であるとしている。

ノーベル文学賞受賞の条件としては受賞後6カ月以内のストックホルムでの講演が挙げられており、アカデミーはこの講演を「ぜひ実現してほしい」とかつてコメントしていた。

ちなみにディランは今年12月10日にストックホルムで行われる授賞式は「先約」があるために欠席することがわかっている。(RO69)


なんだ、ディランがやるって言ったんじゃないのか。
とすれば、ふつうに歌を歌って、これが記念講演だと嘯いたりする可能性も、ないではない。